バルセロナ史上初の「無敗優勝」

現在の記録:なし(クラブ史上未達成)

最も近づいたシーズン:2017-18

クライフのドリームチームも、6冠のグアルディオラ体制も、3冠のルイス・エンリケ体制も成し遂げられなかったことがある。ラ・リーガの無敗優勝だ。

最も迫ったのは、エルネスト・バルベルデ監督の2017-18シーズンだった。マドリーやアトレティコとの対戦でも勝点を重ね、無敗のまま優勝を決める。残りはわずか2試合だったが、敵地でのレバンテ戦でメッシを休養で招集外にしたこともあり、4-5で敗北。開幕から36試合続いた無敗は途切れた。

それから8年。今季のチームは開幕7連勝を記録し、セビージャ戦では先制されながら逆転で勝ち切った。優勝するまでの道のりもそうだが、優勝した後の戦いも求められる難しい記録だ。

戦後初、38試合制ラ・リーガ初の無敗優勝

画像: (C)Getty Images

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過去の達成クラブ:アスレティック・ビルバオ(1929-30)、レアル・マドリー(1931-32)

バルセロナが無敗優勝を果たせば、クラブの歴史を超えて、スペインサッカー全体の出来事になる。

ラ・リーガで無敗優勝を達成したのは、わずか2クラブ。まずはリーグ創設2年目の1929-30シーズン、アスレティック・ビルバオがイングランド人監督フレッド・ペントランドのもとで18試合を無敗で戦い抜き、クラブ初優勝した時のことだ。

1931-32シーズンには、政治体制の変化で「レアル」の名を外していた「マドリーFC」が、同じく18試合無敗で初優勝を飾った。しかしそれ以来、完全無敗の王者は現れていない。

当時は10クラブの18試合制だった。いまは20クラブの38試合制で、無敗を維持すべき期間は2倍以上に延び、欧州大会や国内カップとの過密日程も加わる。

もし今季、38試合無敗で優勝すれば、1931-32シーズン以来の快挙であり、戦後初、38試合制になってから初めての無敗優勝となる。イングランドでアーセナルが2003-04シーズンに26勝12分0敗で成し遂げた「インヴィンシブルズ」に並ぶ、スペイン版の偉業だ。

※選出基準は、各選手の実績に基づきながら筆者またはメディアの主観的判断も含んでおります。

筆者:石井彰(編集部)
画像提供:Getty Images

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