ワールドカップ後、新たなスタートを切った森保ジャパンに4人の新戦力が加わった。
森保一監督は9月17日、9月のキリンチャレンジカップと10月のキリンカップサッカーに臨む日本代表31名を発表。谷村海那、中野就斗、松木玖生、齋藤俊輔がA代表初招集を果たした。
年明けにはAFCアジアカップ2027も控えており、今回の4連戦は新たな競争のスタートでもある。森保監督も初招集組に対し「自分の武器を見せてほしい」と期待を寄せている。
初めてSAMURAI BLUEのユニフォームに袖を通す4人はどのような選手なのか。それぞれが持つ「武器」に注目して紹介する。
谷村海那
1998年3月5日生まれ(28歳)
FW/横浜F・マリノス所属
28歳にして初めて日本代表までたどり着いた異色のストライカー、谷村海那。最大の武器は極めてシンプルだ。「ゴールを奪う力」である。
国士舘大学卒業後の2020年、当時JFLだったいわきFCへ加入。そこからJ3、J2とカテゴリーを一つずつ駆け上がり、2025年7月に横浜F・マリノスへ移籍した。
今季はJ1開幕から8試合で6ゴール。森保監督も初招集の理由として、日本人選手の中で際立った得点結果を残していることに加え、守備でも献身的に働ける点を評価している。
183cm、81kgの体格を生かした前線での競り合いも強みで、今季はここまで空中戦で15勝を記録。だが本人にFWの醍醐味を尋ねれば、答えはやはり「点を取るということ」だという。
華麗な経歴を歩んできたエリートではない。JFLから這い上がり続けた遅咲きの点取り屋が、その決定力一本でついに日本代表の扉をこじ開けた。
中野就斗
2000年6月27日生まれ(26歳)
DF/サンフレッチェ広島所属
中野就斗の武器を一つに絞るのは難しい。それこそが、この選手最大の魅力かもしれない。
183cm、83kgの強靱な身体を備え、センターバック、サイドバック、ウイングバックと複数のポジションに対応。サンフレッチェ広島では右ウイングバックを主戦場としながら3バックでもプレーし、今季はリーグ開幕から8試合すべてにフル出場して2ゴールを記録している。
森保監督が特に評価するのが「デュエル」だ。地上戦だけでなく空中戦でも国際レベルで戦えると期待を寄せており、そこに豊富な運動量と前への推進力が加わる。自陣でボールを奪って終わるのではなく、そのまま前線まで飛び出してフィニッシュに絡めるダイナミズムは中野ならではの武器だ。
さらに、タッチラインからゴール前までボールを放り込める強烈なロングスローという飛び道具もある。
攻撃、守備、セットプレー、そして複数ポジションへの対応力。代表で一つの役割に収まらない「万能戦士」となれる選手だ。
