J2のブラウブリッツ秋田は26日、J2第8節でアルビレックス新潟と対戦し、2-2で引き分けた。
ホームのソユースタジアムには10,847人が来場。クラブ史上2位となる大観衆が詰めかけ、ピッチ内外で秋田のサッカーを盛り上げる一戦となった。
試合は、15分にマテウス・モラエスのゴールで先制を許したものの、45分に飯泉涼矢が同点弾。69分にはカウンターから大石竜平が巧みな逆転弾を挙げたが、90分にイウリ・カスティーリョに決められ、激闘の末に上位の新潟と勝点1を分け合った。
この日の集客を後押ししたのは、Jリーグスペシャルアンバサダーを務めるTravis Japanの宮近海斗さん、吉澤閑也さん、松倉海斗さんの来場だ。
3人は試合前のイベントやハーフタイムに登場。また、先着6,000人には秋田の米どころとしての魅力を打ち出した「米ユニ」も配布され、クラブは事前に多くの来場が見込まれるとして臨時駐車場や無料シャトルバス、大型荷物の預かり所まで用意していた。
10,847人という数字は、2025年11月のベガルタ仙台戦で記録した13,172人に次ぐ歴代2位。2018年の10,607人を上回る記録でもあり、秋田におけるJリーグの潜在的な集客力を改めて示した。
試合後、秋田を率いて7年目となる吉田謙監督は、1万人を超える観客を前に「サッカーの面白さを伝えられたか」と問われ、次のように語った。
「秋田県はサッカー人口が日本一少ないと言われております。サッカーをしたことがない、サッカーを見たことがない。その方々に僕らが伝えるのは本気が全てです。
本気で追いかけてるか。本気で走ってるか、本気でゴールに向かってるか。その本気は本心・本音は、必ず子どもたちに伝わると思ってます。これからもチーム全員で秋田のために本気で取り組んでいきたいと思います」
現在、新スタジアム整備も大きなテーマとなっている秋田。
今回の1万人超えは、単なる一試合の盛況にとどまらない。サッカーを「見たことがない」人にもスタジアムへ足を運んでもらい、その熱量を次の世代につなげる――。
吉田監督の言葉と大観衆が生み出した景色は、秋田にサッカー文化を根付かせ、新たなスタジアムの必要性を考えるうえでも、意義深い一日となった。
ここまで2勝4分2敗で12位につけるブラウブリッツ秋田は今週末、10月4日(日)にソユースタジアムで17位のサガン鳥栖と対戦する。
筆者:奥崎覚(編集部)
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