J2のブラウブリッツ秋田は17日、新スタジアム整備を巡り、秋田県および秋田市と基本方針で合意したと発表した。

クラブは行政関係者をはじめ、スポンサーやファン・サポーターへの感謝を示したうえで、新スタジアムを「サッカーだけでなく365日誰もが利用でき、地域のシンボルとなる施設」と位置付け、今年度中の基本計画策定と民間資金の確保に取り組みながら、2031年8月の供用開始を目指す方針を明らかにした。

基本方針では、新スタジアムはブラウブリッツ秋田を中心とした民間資金の調達を前提に、秋田県と秋田市が共同で整備・保有することを決定。

整備地は秋田市の八橋運動公園内にある第2球技場(スペースプロジェクト・ドリームフィールド)および健康広場とし、契約や国の交付金申請などの事務は秋田市が担当する。秋田県は必要な人員を派遣し、事務費などは県と市が50%ずつ負担する。

施設規模については、設計費や調査費を含めた総事業費を142億円以内とし、Jリーグのスタジアム基準や将来的な収益性を踏まえ、収容人数5,000人~1万人の範囲で決定する。

整備費は国の交付金などを除いた残額について、民間資金50%、秋田県25%、秋田市25%を基本とし、企業版ふるさと納税や通常のふるさと納税による資金も民間資金として扱う考えだ。

また、国の交付金については、県と市が共同保有を前提に最大限の活用を目指す。一方、クラブは県内経済団体などと連携し、設計着手までに約5億円の設計費相当額、建設工事着手までには民間負担分の全額を調達することが求められる。

県と市は、こうした民間資金の確保を確認した後に共同整備に向けた正式な手続きを進める。

維持管理費については、ブラウブリッツ秋田が負担することを基本としながらも、公益性の高い施設であることを踏まえ、県や市が一定の負担を行う可能性も今後検討する。

今後のスケジュールは、2026年度に基本計画を策定し、2027年度から2028年度に基本設計・実施設計、2028年度から2031年度に建設工事と開業準備を実施する計画。基本計画は県と市が共同で策定し、ブラウブリッツ秋田と協議するとともに、関係団体や県民、市民から広く意見を募り、計画へ反映させる方針だ。

クラブは地域と一体となって新たなスタジアムづくりを進め、スポーツ振興だけでなく地域活性化の拠点となる施設の実現を目指していく。

筆者:奥崎覚(編集部)

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