今季からプレミアリーグのアストン・ヴィラでプレーする日本代表GK鈴木彩艶。
サムライブルーの頼れる守護神は、今夏のワールドカップ後に移籍金総額3500万ユーロ(約64.5億円)ほどでパルマからヴィラに引き抜かれた。
世界最高峰リーグで卓越したディストリビューション(パス配球)と鋭いセービングを見せつけると、瞬く間にファンの心を掴んだ。
ヴィラは先日のトッテナム戦に3-2で勝利。敵将のロベルト・デゼルビ監督が「相手は昨季よりもロングボールが86%も増えた」と語ったことが話題になった。
『The Athletic』はその発言をもとにヴィラのプレーを分析。「(86%増は)オープンプレーではなく、ゴールキックについての言及だろう」とした。
「ウナイ・エメリ監督の下で、ゴールキックは極めて短いものか、極めて長いものであり、その中間は存在しない。
ボールを保持している場合、ディフェンスエリアでスペースを圧縮し、相手選手を引きつけてから、ピッチの上方のスペースを活かす戦術を好む。
これはゴールキックや鈴木のディストリビューションにも表れている。GKは、しばしばプレッシャーを受けながらも、MFへパスを送り、そのMFは、フリーのCBにワンタッチパスを返すように指示されている。
これは、ゴールキックから相手のハイプレスをかわす上で、ヴィラにとって効果的なルートになっている。
ただ、プレミアリーグでは、多くのチームがハイプレスやマンツーマンディフェンスを採用する傾向が一般化しつつあるため、ヴィラの脱出ルートはよりうまく対応されるようになってきた。
Optaのロングパス定義(32メートル以上)に基づくと、ヴィラのオープンプレーにおけるロングパス頻度はそれほど変わっていない。
主な違いは、前線へのロングパスの距離にあり、これは間違いなく鈴木の影響がある。
