ヴィラは、90分平均で60メートル以上のパスを12本出しており、これは昨季(5.05本)の倍以上。
ゴールキック時のヴィラの陣形は、2人のセンターハーフ、2人の10番、2人のFWを配置した4-2-2-2で定着している。
これにより、FW2人の背後にMFのボックスが形成され、空中戦に対応できるだけでなく、何よりもセカンドボールを拾うために中央や背後の選手数を増やすことになる。
その結果、ヴィラはより少ないパス数で、リスクを抑えつつ、高い位置でボールを保持することができるようになる。
さらに考慮すべき点は、ヴィラ・パークのスタンドが一時的に3つに減っており、かつてノース・スタンドがあったゴール裏の広大なエリアが風雨にさらされた状態になっていることだ。
鈴木のロングキックは、風が強まることで滞空時間が伸びたり、逆に加速したりしうる。これにより、相手DF陣はボールの軌道や鈴木が持つキック飛距離を見極めるのが難しくなる。
鈴木は相手チームが深く守りを固めている場合でも、前線にボールを蹴り込むことを厭わない」
ヴィラ・パークは1897年に開場されたヴィラのホームスタジアムで、昨年4月にノース・スタンド拡張に関する改修計画を発表した。
ノーススタンドを解体するのではなく、改修して再利用する計画で、ヴィラ・パークの収容人数は50,000人超に増加する見込み。その工事のために今季はノース・スタンドが閉鎖されているのだ。
鈴木は風も読んで複数のキックを蹴り分けていると語っており、相手GKが驚くようなバックスピンキックも見せつけた。ヴィラ・パークの改修工事もメリットになっているかもしれないようだ。
なお、スタジアムの改修は、2027年8月までに完了する予定。
筆者:井上大輔(編集部)
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