埼玉県は27日、「大宮スーパー・ボールパーク施設基本計画等作成業務委託」の簡易公募型プロポーザルを実施すると発表した。
大宮公園内の野球場やサッカー場などの再整備に向け、施設の基本計画や事業手法を具体化するための業務を委託する。
「大宮スーパー・ボールパーク構想」は、2022年3月に埼玉県が策定したもの。大宮公園にある双輪場、野球場、サッカー場を含むエリアを再整備し、「試合がある日もない日も楽しめる公園」を目指す。
2025年9月にはエリア全体の基本計画がまとめられ、競技施設の整備に加え、にぎわい広場や飲食・商業施設などの導入も検討されている。
サッカー場(NACK5スタジアム大宮)については、現在の施設がRB大宮アルディージャとRB大宮アルディージャWOMENのホームスタジアムとして使用されている一方、Jリーグのスタジアム基準に関して、南北方向の配置や観客席の屋根などに課題があると県の基本計画で指摘されている。
施設の再整備にあたっては、所有者であるさいたま市がクラブなどと連携し、方向性を検討するとされている。
今回のプロポーザルでは、野球場、サッカー場、多目的競技場、にぎわい広場を対象に、施設の配置や整備順序、事業手法などを盛り込んだ全体事業計画案を作成するほか、野球場とサッカー場、にぎわい広場の施設基本計画案や、事業者公募に必要な要求水準書案なども検討する。
委託限度額は税込8392万8900円で、履行期限は2027年3月31日。
公募型プロポーザルとは、複数の事業者から企画や技術面の提案を募り、その内容を審査して委託先候補を選ぶ方式のこと。今回は業務実績や技術提案などを100点満点で評価し、書類審査やプレゼンテーションを経て選定する。
参加意思表明書の受付は11月10日まで、企画提案書の受付は11月11日から13日までとなっている。
今回の公募は新スタジアムの建設決定そのものではないものの、サッカー場の施設基本計画や整備手法の検討が進むことで、RB大宮のホームスタジアムの将来像にも影響する可能性がある。
公園全体の再整備とクラブのスタジアム環境がどのように結びついていくのか、今後の動向が注目される。
筆者:奥崎覚(編集部)
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