それは事実ではありません。インテルとはアポイントメントすらありませんでした。代理人と一緒に話し合いに行っただけで、トライアルのためではなかったんです。
とはいえ、美しい街でしたし、初めて本場のイタリアンパスタやピザを味わったりもしました。
(U-17W杯での活躍でサウサンプトンからオファーがあった)
その通りです。あれでイングランドのクラブの目に留まったんです。僕をいい選手と思ってくれたんですが、残念なことに、労働ビザを取得するために必要なポイントが足りませんでした。
それで、フランスのヴァランシエンヌというクラブへレンタル移籍することになったんです。
(フランスでは)最後の3ヶ月は怪我に苦しみましたが、16試合で3ゴールを決めることができました。
フランスでの時間は楽しかったですが、いつかイングランドでプレーするのが今でも夢です。ずっとリヴァプールが一番好きなチームだからです。それに、好きな選手であるマイケル・オーウェンもリヴァプールでプレーしていましたしね。
(オーウェンのことは)YouTubeやサッカーゲーム『FIFA』シリーズを通じて知りました。スピードと決定力にすぐに感銘を受けたんです。
(体格が小柄という共通点も影響した?)
間違いなくそうですね。それに彼は僕が好きな番号とポジションでもある10番をつけていました。僕は長身ストライカーをサポートするプレーがベストだと思っています。
(九州が恋しい?)
そうですね。静かで緑が豊かで、東京とは全く違う場所です。
でも、一番恋しいのは日本食ですね。ヨーロッパで食べた寿司は、日本の本物とは全く味が違いますから。
もちろん、両親や13歳の弟のことも恋しいですね。弟はサッカーが大好きで、いつか自分もヨーロッパに来たいと言っているんですよ。『最終的には僕よりも上手くなる!』とも(笑)
残念ながら、家族はまだここには来れていません。もう3ヶ月も会っていないですね。冬休みには帰れたらと思っています。
いずれにせよ、伊東選手からは、選手としてのキャリアを考えるなら、日本には戻らず、ヨーロッパでキャリアを築くべきとアドバイスされました。そうするつもりです」
日本代表として活躍する33歳の伊東純也は、ベルギーのヘンクでプレーしている。ベルギーの若手選手たちの良きボス的存在になっているようだ。
なお、マースメヘレンからヘンクまでは15~17キロほどの距離にある。
筆者:井上大輔(編集部)
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