韓国戦で完敗した選手達に奮起を望みたいイングランド戦。

W杯開幕まで残り2試合となり、実戦練習が限られてくる中、今晩のイングランド戦は内容面での充実が求められるが、何よりも、サポーター達は『闘う気持ち』がテレビの中からでも伝わるような熱いゲームを見せて欲しいと願っているだろう。

イングランド代表はまだ23名が決定したわけではなく、監督のカペッロも「20人までは決まったが、後の3人に悩んでいる」と口にしており、生き残りをかけて当落線上の選手達は本気モードで試合に臨むはず。そうなると、「韓国戦の立ち上がりのように、またしても相手の圧力に屈してしまうのではないか・・・」という不安感も起こるが、『同じ轍は踏むことだけ』は何としても避け、今夜はイングランドの迫力よりも上をいく気概を是非見せて欲しいものだ。



さて、注目が集まる日本代表の布陣だが、既に現地からも報道があるように、練習で試していた阿部をアンカーに置く4-1-4-1を使用する線が固いだろう。韓国戦では想像以上の個人技を前に守備陣が混乱に陥ったが、今回は中央をしっかりと固め、惨劇を繰り返すことだけはなんとかして防ぎたいところだ。

対するイングランドは、主力メンバーをフルに起用するのではなく、当落線上ギリギリのメンバーを積極的にスターティングメンバーで起用する可能性が高いと見られていて、トッテナムのトム・ハドルストーンやサンダランドのダレン・ベントは先発出場が濃厚だ。さらに、カペッロが本大会用の武器として、シオ・ウォルコットとアーロン・レノンというウィングタイプの同時起用を考えているようで、今夜は、左にレノン、右にウォルコットを置くという新布陣も試すことになるだろう。また、最終メンバー入りが確定したとはいえない、ドーソン、アップソン、パーカー、ジョー・コール、ライト=フィリップス、ウォーノック、ヘスキーらは本大会で起用されるためにもアピールが必須であり、ピッチに登場すれば気持ちのこもったプレイを見せてくれるはずだ。

フルメンバーとは言い切れないイングランドを相手にすることは、日本代表サポーターとしてはちょっと面白みが減るかもしれないが、むしろ、フルメンバー入りを狙う男達との真剣勝負のほうが見応えがあるはずだ。

ただの親善試合ではない、“マジバトル”が期待される好カードは、今晩21:00からNHK総合で生中継される。