第5節の結果を見る

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ディ・ナターレやサンチェスをはじめ、選手のレベルから言えばウディネーゼの方が1ランク上だが、1分け4敗と未だ未勝利のチーム状況。今季最大の驚きをサポーターと対戦相手に与えているチェゼーナを相手にウディネーゼにとっては厳しい戦いになるだろう。

2節以降、敗戦は無いが勢いにも乗れないミランは、ミッドウィークのアヤックス戦でもドローに終わっている。前節ロナウジーニョをスタメンから外したアッレグリ。前線のメンバーのコンディションとコンビネーション次第で改善の余地はあるが。

対するパルマはジョヴィンコの離脱が大きい。両翼からの多彩な攻撃が魅力だったが攻撃力は半減だ。

ジャンパオロイズムが浸透しつつあるカターニアは、システマティックなゲームを展開するためムラが少ない。良くも悪くも昇格組らしい戦いを続けているレッチェはホームで戦えることもあり、ほぼ互角の試合になることが予想される。

ホームのボローニャは、エースのディ・ヴァイオが好調でこの試合も鍵を握る存在となる。また、前節のカターニア戦で途中出場を果たしたガストン・ラミレスがスタメン予想されており、カッサーノとのテクニシャン対決が実現すれば非常に興味深い。サンプドリアはミッドウィークのデブレツェニ戦の影響がどれだけあるか。

現在3位につけるキエーヴォだが、エースでありキャプテンのペッリッシエルが腰痛で離脱したのはダメージが大きい。縦への鋭さを失ったキエーヴォが単調な攻撃に終始すれば、カッリャリが楽にゲームを運ぶことになる可能性も。

ミッドウィークのELでローザンヌ相手に1-0で勝利したパレルモだが、リーグ戦では14位と下位に低迷している。フィオレンティーナもパレルモの勝ち点5と並んで苦しいスタートを切っている。本来ならば第2グループを形成するはずだった両チームのプライドをかけた一戦。

ジェノアはヤンコヴィッチとデストロが、バーリはラッジがコンディションに難を抱えており、両チームともに若干の戦力ダウンとなっている。そろそろエンジンをかけたいジェノアとしてはホームで景気良く勝ち点3を挙げたいところだ。

ここまでの5試合を3勝1分1敗で終え、インテルと並んで首位に立つラツィオはオリンピコへブレッシャを迎えての一戦。昇格組ながら3位につけるブレッシャは、ゼビナのコンディションが整ったとの情報で、ユヴェントスから加入した彼のプレーにも注目が集まる。

共にミッドウィークに試合を行いタイトなスケジュールの中この1戦に臨む両チームだが、28日に試合を行ったローマよりも、30日にステアウア・ブカレストと戦ったばかりのナポリがより厳しい。ナポリのコンディションがどれだけ回復しているかがポイントとなって来るだろう。

6節で迎えたイタリア・デルビー。この伝統の1戦を迎えるにあたり両チームとも欧州カップ戦を挟んでいるのがポイントとなる。インテルは29日にブレーメンを4-0で一蹴したが、今節ではミリートを故障で欠く事が濃厚な為、前線の配置が気になる所で、新加入のコウチーニョがビッグマッチでスタメンを張るという予想もある。前節で浮上したキヴとの問題も気になるが、スクデットを争うライバルとの戦いを前に気合いは充分と考えて問題ないだろう。

対するユヴェントスは翌30日にマンチェスター・シティと1-1のドローで試合を終えた。ユヴェントスは昨シーズンからの弱点となっている脆弱な守備力が改善されておらず、好調のエトーやスナイデルを擁するインテルのアタッカー陣を凌ぎ切れるかと言えば不安が残る。この試合でもマルキージオとフェリペ・メロのところでフィルターがかからないようだと、バックラインの裏を取られ、簡単に失点してしまうシーンを想像できる。しかし、ユヴェントスもデル・ピエロ、ヤクインタ、そして新加入のクラシッチが好調をキープしており、チャンスはある。ハイレベルな試合展開を期待したい。


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