シーズン序盤のつまづきから見事立ち直り、今季もマイスターシャーレ獲得に向けて爆走するドルトムント。苦しい試合展開でもきっちりと勝ち点を獲得することから、「ドルトムントの連覇は間違いなし」と既に優勝内定を与え、「新たな黄金時代が始まりつつある」とさらなる成功を期待する声も多い。

その論調が現実的なものになるかどうかはまだ不透明であるが、『bleache report』の編集者アンソニー・フェアリーズが選定した「ドルトムントにおける、10人のベストプレーヤー」を振り返りながら、かつてクラブに訪れた絶頂期の再来に胸を膨らましてみるのはいかがだろうか。

※名前右の()はドルトムントでの在籍期間

10. ステファヌ・シャプイサ(1991-1999)

スイスサッカー史上に残るストライカー。1991年1月にドイツのバイアー・ウエルディンゲンに加入すると、それからわずか半年後にドルトムントへステップアップ。入団初年度から20得点を挙げてエースストライカーの地位を確立させ、ブンデスリーガ2連覇、チャンピオンズリーグ、トヨタカップ優勝に貢献した。ドルトムントでの通算成績は228試合で106得点。

9. シュテファン・クロース(1990-1998)

クラブの黄金期を支えた不動の守護神。抜群の反射神経と安定感のあるセービング、そして、チームをまとめ上げる統率力を武器に8シーズンに渡って活躍。1999年にレンジャーズに移ってからもキャリアを上昇させ、4度の国内リーグ優勝、そして、5つのカップタイトルを獲得し、殿堂入りも果たしている。