6. シュテファン・ロイター(1992-2004)

100mを11秒2に駆け抜ける脚力と豊富な運動量を武器にピッチ上を駆け回った鉄人。決して華があったプレーヤーではなかった、良くも悪くもドイツ人フットボーラーらしく、質実剛健なプレースタイルでチームのために働いた。通算で300試合以上に出場したドルトムントでももちろんのこと、代表チームでも活躍し、1990年のW杯、1996年のEUROではチャンピオンに輝いている。

5. ラース・リッケン(1993-2008)

クラブ史上最年少となる出場記録を残し、1996/97シーズンのチャンピオンズリーグ決勝、対ユヴェントス戦では途中出場からわずか16秒後にゴールを決めるなど、数々の伝説を作り上げた“元天才"。1994年5月に行われたシュトゥットガルト戦にて17歳というクラブ史上最年少(後にヌリ・シャヒンが記録更新)でのプロデビ ューを飾ると、すぐさまレギュラーポジションを掴み、チームの重役を担った。だが、その勢いは長く続かず、晩年には怪我に苦しみ、トマーシュ・ロシツキーにポジションを奪われる形で失脚。2008年にドルトムントのセカンドチームでプロキャリアを終えた。