25日に行なわれたU23アジアカップの準々決勝で、インドネシア代表がPK戦の末に韓国代表を撃破するという波乱の展開があった。

開幕戦でカタールに敗れたインドネシアであるが、その後オーストラリアとヨルダンに連勝して2位でグループステージを突破。

そして準々決勝ではグループBで1位となった韓国と対戦することになり、相手に退場者が出る中で2-2とタイスコアで120分を消化。12人目のキッカーまで決着がつかなかった壮絶なPK戦の末、韓国を破ってベスト4へと進出することに成功している。

『xportsnews』によれば、インドネシアを率いている韓国人指揮官シン・テヨン監督は以下のように話し、長い間チームを率いていることによる蓄積と自信が勝利の鍵だったと語ったという。

「とても嬉しくて気持ちがいいが、心の一部は悲しいものもある。しかし勝負は割り切らなければならないのだ。

今私はインドネシアで働いているので、そのために最善を尽くした。選手にも協会のみんなにも感謝したい。夜ふかしして応援してくれたファンにもありがとうと言いたいよ。

大会前には『ベスト4に入れると確信している』と言った。その理由は、選手たちのことをよく知っていたからだ。

GKのエルナンドを含め、私と4年間をともにしてきた選手たちだ。だからモチベーションさえ高めてやれば、成果を出せるだろうと考えていた。

選手たちには『絶対に決勝まで行けるから信じてついてきてくれ』と言っていた。自信をつけさせようとしていた。そのおかげだと思う」