18日に行なわれたU23アジアカップのグループA第2節、インドネシア代表がオーストラリア代表を1-0で撃破するという驚きの試合があった。

初戦でカタールを相手に敗れていたインドネシアは、グループステージ突破に向けて絶対に負けることができない試合だった。

それに向け、17日のルヴァンカップでいわてグルージャ盛岡を相手に戦ったばかりのジャスティン・ハブナー(セレッソ大阪)も急遽チームに合流。

ハブナーはいわてグルージャ盛岡戦を終えたあとすぐに飛行機に乗ったが、スケジュール上フィリピンのマニラを経由するルートを使わざるを得なかったため、カタールに到着するまで18時間もかかってしまったとのこと。

『Solopos』によれば、ハブナーがカタールの国際空港に到着したのは試合開始の2時間前であったとのこと。

ジャーナリストは「試合に出場するのはかなり難しい」と報じていたものの、なんとハブナーはいきなりベンチ入り。

インドネシアはオーストラリアにペナルティキックを与えてしまう場面があったが、GKのエルナンド・アリがセーブ。

彼はもともとペナルティキックを得意としているスペシャリストだそうで、完璧なコース読みでオーストラリア代表のモハメド・トゥレのシュートをブロックした。

さらに45分には、ハンドでそのペナルティキックを与えてしまったDFコマン・テグーが先制点を決め、インドネシアにリードをもたらす。

そして72分からはこの1点を守るために中0日で合流したジャスティン・ハブナーも途中出場。最終ラインを固め、勝利に大きく貢献した。

『Solopos』によれば、インドネシアサッカー協会が発足してから全てのカテゴリーでオーストラリアと対戦したのは18回。その成績は1勝3分14敗だったそうで、これが歴史上2回目の白星だった。

その唯一の勝利は1981年8月30日、1982年のワールドカップに向けたアジア予選で、インドネシアホームで行なわれた試合だったという。

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ハブナーも本格合流して戦うインドネシア、次の試合は21日午後7時半(現地時間)から行なわれるヨルダンとの対戦だ。

すでに1位のカタールが決勝トーナメント進出を決めているため残りは1枠だが、ヨルダンに勝てばインドネシアは2位以内を確定させることができる。

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