アトレティコ・マドリーの若き新星、コケに注目が集まっていると『talkSPORT』が報じている。同サイトによれば、マンチェスター・ユナイテッドとバルセロナが高い評価を集めるスペイン代表MFに興味を持っており、1月のマーケットでの獲得を目指しているとの事。

コケはアトレティコ・マドリーのユース出身で2009年のバルセロナ戦でリーガ・エスパニョーラデビュー。ユース時代にはアーセナルのアルセーヌ・ヴェンゲルが興味を持っていたという選手であり、ポジションこそ違うが、「Nextセスク」として期待されてきた。中盤なら複数の役割をこなせる器用な選手である。

この21歳のMFはリーガ・エスパニョーラで最も期待を集める若手の1人であり、今季は8試合で2ゴール6アシストとディエゴ・シメオネ監督の下で素晴らしい活躍を見せている。コケの活躍もあってアトレティコ・マドリーは開幕から8連勝を飾っており、首位バルセロナから得失点差のみの2位につけている。

ユナイテッドが中盤のプレーメーカーを探しているのは周知の事実だ。長く屋台骨を支えたポール・スコールズが昨季限りで引退し、夏のマーケットではティアゴ・アルカンタラやセスク・ファブレガスの獲得に動くも失敗。マーケット閉鎖直前にはアスレティック・ビルバオのアンデル・エレーラの獲得を目指したがこちらも失敗している。コケはユナイテッドにとってプレーメーカーの役割をこなせるもう一人の候補者として考えて良いだろう。

しかし、このユナイテッドの動きを牽制するかの如くカタルーニャの雄も動き出しているようだ。21歳のスペイン代表を1月のマーケットで獲得したいと考えているのはもちろんだが、夏にアトレティコ・マドリーへダビド・ビジャを売却した際に既に何らかの合意があるのではないかともいわれている。チャビが既にキャリアの終盤に差し掛かっている今、バルセロナとしても若い後継者を欲しているのは事実であり、コケを長い目で見て後継者としたい考えであるとの事。

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