リヴァプール戦でのショッキングな敗戦から1日、トッテナムはアンドレ・ヴィラス=ボアス監督との契約を相互合意のもと解除した。

昨季ホワイト・ハート・レーンにやってきた若き指揮官は2シーズン持たずにチームを去ることになり、スパーズのHPに掲載されたコメントは「アンドレの将来がよきものになることを願ってる」と実に簡素なものであった。 だが、ヴィラス=ボアスがスパーズで残した成績は決してひどいものではなかったと『opta』が伝えている。

なんでもプレミアリーグが創設された1992年以降でスパーズを10試合以上率いた監督において、リーグ戦では最高の数字である勝率54(53.7)パーセントを記録していたという。また、こんな画像もある。

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ヴィラス=ボアスは昨シーズンの監督就任から先日のリヴァプール戦までリーグ54試合を率いて29勝12分け13敗の数字を残しており、あのハリー・レドナップやマルティン・ヨルを抑えてプレミアリーグとなって以降スパーズにおける最高勝率を誇った監督であったとのこと。 (『BBC』によると、ヴィラス=ボアスはスパーズにおける全コンペティション通算では80試合で44勝20分け16敗(勝率55%)だそう)

今季のスパーズはエースのギャレス・ベイルをレアル・マドリーへと売却する一方、 FWロベルト・ソルダード(バレンシア)、FWエリック・ラメラ(ローマ)、MFパウリーニョ(コリンチャンス)、MFナセル・シャドリ(トゥウェンテ)、MFクリスティアン・エリクセン(アヤックス)、MFエティエンヌ・キャプー(トゥールーズ)、DFヴラド・キリケシュ(ステアウア・ブカレスト)といった面々を補強。UEFAヨーロッパリーグでは結果を残していたが、プレミアリーグでは7位ながらここまで16試合で15ゴールと得点力不足に苦しんでいた。

なお、後任監督にはグレン・ホドル、ファビオ・カペッロやロベルト・ディ・マッテオ、ミケール・ラウドルップの他に現在スパーズのテクニカル・ディレクターを務めるフランコ・バルディーニの名前もあがっていると伝えられている。

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