初戦で勝利した者同士の試合となった中国とウズベキスタンの一戦。

中国は初戦で結果を残した4-1-4-1ではなく、3-3-3-1という形を使用。守備面での人数が多いことに加え、攻撃面では中の3ライン、チェン・チー+ウー・レイ+ガオ・リンの厚みが強みになった。

ウズベキスタンはセルゲーフまでが守備を献身的にしなければ、どこかが空いて最終的にはバイタルエリアにパスを通されるような展開で、難しい立ち上がりだった。

しかし、先制点を決めたのはウズベキスタンだった。初めての大きなチャンスと言ってもいい場面で、アフメドフのミドルシュートがウー・シーの足に当たってコースが変わり、ゴール右隅に吸い込まれた。

これで冷静さを取り戻したウズベキスタンはボールを保持することを重視するようになり、中国は全体的に下げられる場面が増加。したがって強みだった3ラインの縦の距離が縮んでしまう。

こうなると攻撃での強みがなくなり、5バック化してしまい中盤も薄くなる。勢いは目立って落ちてしまった。

前半終了間際にはいくつかチャンスを作ったものの、中国はゴールを奪うことが出来ず。ウズベキスタンが1点のリードを持ってハーフタイムを迎えた。

しかし、後半は逆に中国が押し返す展開。右のチャン・チェンドンはやや守備的に振舞いつつも、4バックにシフトしシステムを変更。勢いを持ったプレッシャーとワイドな展開でウズベキスタンを押し込み、今度はペースを握った時間帯で得点も決めた。

55分にはネステロフがクロスに被ったところを利用してチャンスを作り、ウー・シーが同点ゴールを決める。

さらに68分には途中出場のソン・クァーがトゥルスノフを振り切ってミドルシュートを放ち、ディフェンダーの足に当てつつゴール右隅に決めた。

20分あまりで再びビハインドとなったウズベキスタンであるが、今度はなかなか反撃のパワーが向上せず。

ジェパロフをすでに交代させており、かつてのシャツキフのような信頼感があるFWはベンチにおらず、そして押し込んだ場合に攻撃で力を発揮できるSBがいないというメンバー上の欠点も目立ち、運動量も減少。その結果、ウズベキスタンは最後まで中国の守備を破ることが出来なかった。

中国はこれで苦しみながらも2連勝を達成し、決勝トーナメント進出が決定。オーストラリアを含めた東アジア連盟は5チーム出場でそのうち3チームが2連勝。日本が明後日勝利を収めれば4チームがGLを突破することになる。

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