5月の第2日曜日は「母の日」である。

その起源や日付は様々だが、ヨーロッパでも5月第2日曜日にしている国は多く、母への感謝を表す日として知られている。

10日、オランダの名門アヤックスはエールディビジの第33節を戦いホームにカンブール・レーウワルデンを迎えたのだが、こんな素敵な仕掛けを用意していた。

こちらは試合前、選手がピッチへと入場する際の映像である。

選手の横にいるのは、選手のお母さんたちだ。そう、アヤックスはこの「母の日」に選手たちの母を招待し、選手たちと一緒にピッチへと入場したのだ。

先発出場した選手の母親たちは、選手と同じ背番号がプリントされたこのようなジャージを着用してアムステルダム・アレーナへと歩を進めた。

ちなみに、こちらはGKヤスパー・シレッセンのお母さんとのこと。

お母さんたちもどこか嬉しそう!

最後方に位置したFWヴィトル・フィッシャーは、お母さんの肩を組みながらピッチへと登場した。自身がいつも目にしている景色を共有していたのだろうか、何か説明しながら歩いているようにも見える。

英国『Guardian』によれば、キャプテンとして出場したDFニクラス・モイサンデルは試合後に「とても感情的だ」とコメントするなど、“息子”たちにも好評だったようだ。

エールディビジではすでにPSVが優勝しており、アヤックスはこの試合が始まる時点で2位が確定していた。今回のような取り組みにはそのような事情も関係しているかもしれないが、クラブが率先してこういった舞台を用意するのはなかなか素敵なことであろう。

なお試合は3-0でアヤックスが勝利し、ホームでのシーズン最終戦を白星で飾った。

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