5月30日、『AAP』は「オーストラリアサッカー連盟会長を務めているフランク・ローウィ氏は、ゼップ・ブラッター氏がFIFA会長に再選されたことに失望したと話した」と報じた。

29日に行われたFIFA会長選挙で、現職のゼップ・ブラッター氏は過半数を超える133票を獲得。決選投票を前に対立候補のプリンス・アリ氏が棄権したため、ブラッター氏の再選が決定した。

現職支持であったAFCの方針に反する形で、オーストラリアはプリンス・アリ氏支持を表明していたが、アフリカやアジアの組織票に敵わず敗れる形になった。

しかし、フランク・ローウィ会長は「プリンス・アリ氏に投じられた73の票は、FIFAに変革を求める意識が反映されている」と話し、速やかな改革を求めた。

フランク・ローウィ
(オーストラリアサッカー連盟会長)

「これは民主主義であり、ブラッター氏は正式に当選した。

彼は非常にハッキリと認めた。FIFAがその地位を取り戻すための大きな難問に直面しているということを。オーストラリアは、他の連盟とともに役割を全うし、それを達成できるように試みていきたい。

プリンス・アリに投票された数は取るに足らぬものではなかった。それは、FIFAと世界のフットボールコミュニティ内における統制、そして他の改革が出来るだけ早く実行される必要があるという意識が反映されているものだ」

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