『Inside』は「中東8地域によってガルフカップ連盟(GCF)が設立され、予定されるイベントが発表された」と報じた。
中東地域で最も重要な大会と言われていたガルフカップ。西アジアカップ連盟による地域選手権もあるが、むしろこちらのほうが権威としては上だった。
しかしながら、これを主催していたのは確固たる大会の運営組織ではなく湾岸協力会議であり、出場する国が毎回変わり、他のイベントとの連携が図りにくいという状況もあった。
それを脱却するため、中東の8カ国が手を結び、ガルフカップを運営するための組織『ガルフカップ連盟(The Gulf Cup Federation)』を設立することが発表された。
そのメンバーはバーレーン、イラク、クウェート、オマーン、カタール、サウジアラビア、UAE、イエメン。
彼らは今後ガルフカップ改め『ガルフ・ネイションズカップ』の他、クラブレベルでの大会にあたるガルフ・チャンピオンズカップ、ガルフ・カップウィナーズカップも連携して運営する。
これによってメディアの放映権やスポンサーなどの契約も一括して管理することが可能になる。湾岸地域のサッカーの歴史上、1つの営業体制の下で統一されるのは初めてのケースだ。
なお、このガルフカップ連盟が運営する大会は以下のとおりとなっている。
ガルフ・ネイションズカップ
第23回大会:2017年12月~2018年1月(開催地:カタール)
第24回大会:2019年12月~2020年1月(開催地:UAE)
ガルフ・チャンピオンズカップ
開始:2017年8月~(8国リーグの優勝者が出場)
ガルフ・カップウィナーズカップ
開始:2017年8月~(8国カップ戦の優勝者が出場、開催国は入札で後日決定)