雨の中で行われたJ1セカンドステージの第12節、サガン鳥栖対サンフレッチェ広島戦。

試合は後半に4ゴールが生まれる打ち合いとなったのだが、前半34分に広島DF塩谷司が放ったミドルシュートは圧巻であった。

最終ラインからオーバーラップした塩谷は、ゴールまで35mはあろうかという距離からミドルシュート!

ボールはGKの真正面に飛んだものの、林彰洋はこれを弾くことができず。伏兵の飛び道具で、広島が先制に成功した。

DFでありながら、こうした強烈なミドルシュートでゴール脅かす塩谷。このプレーを別アングルから見てみると…

ボールはファーサイドに飛ぶような軌道を見せながらも、直後に右方向に変化。さらには空気抵抗を受けた影響から再び左方向に逸れているように見える。

いわゆる「無回転」と呼ばれる球質であるが、GK泣かせのブレ方である。

このゴールについて塩谷は、「ゴールは練習の成果」と振り返り、「練習後、毎日マス(GKの増田卓也)に付き合ってもらって、マネージャーにボールを拾ってもらって、練習ではあんなにうまくいったことはなかったですけど、練習するもんだな、練習は裏切らないなって思いましたし、打たないと入らないってことを今日は証明できたんじゃないかと思います」とコメントしている。

一方、このシュートを受け取る側であった鳥栖GK林は試合後、「なんとしても外に弾かないといけなかった」と話した。

また、「打ってくる感覚もあったし、雰囲気もあった。反応するだけだったんですけど、(ボールが)ブレていたので自分も飛ぶタイミングなどのところでうまく対応できなかった」とも話している。

試合は2-3で広島が勝利している。

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