男子だけじゃない!セレッソ大阪女子の育成力

セレッソ大阪が、本格的に女子部門の強化をスタートさせたのは、2005年のことだ。

レディーススクールを創設し、ホームゲーム後の長居スタジアムで少人数制の指導を行うなど、地道な活動を継続し、しっかりとその地歩を固めていった。

2010年にはセレクションで選ばれた中学一年生を中心に「セレッソ大阪レディースU-15」を発足。13年には、日本女子サッカーリーグに加盟し、現在の「セレッソ大阪堺レディース」に改称。2014年に三部にあたるチャレンジリーグに降格するも、一期生にとって育成年代最後の年(高校三年次)となる昨年、見事昇格を決め、今季からはなでしこリーグ二部でプレーしている。

「セレッソ大阪堺レディース」の特徴は、何といってもその若さにある。

チームで最年長となる選手の年齢が、1997年生まれの19歳。これは、一般的には大学一年生の年にあたる。大半は、1998年~2000年生まれのプレーヤーであり、現役女子高校生の彼女たちがチームの中軸を担っているのだ。

【外部リンク】日本女子サッカーリーグホームページのセレッソ大阪選手紹介 (全員の顔写真とプロフィールあり)

今季のセレッソ大阪堺レディースの成績は?

そんなナウでヤングな(←死語?)彼女たちの主戦場である「なでしこ二部リーグ」は、先の10月16日に最終節を迎え、チームは8勝7分3敗の3位で今シーズンを終えている。一部昇格こそ逃したものの、その若さを考えれば、今後に十二分の期待の持てる好成績といえるだろう。

なお、リトルなでしこの宝田沙織は14試合7得点、野島咲良は14試合6得点、チームの中心選手として大車輪の活躍を見せている。

アメリカ戦の宝田沙織

パラグアイ戦の野島咲良

◇宝田沙織のテクニカルなゴール(今年2月の2016 U-17女子NTC招待、韓国戦でのゴール)

宝田、野島は今大会でも、それぞれ4試合2ゴール、3試合3ゴールと大活躍。北村、脇坂の二人もまたレギュラー格として4試合に出場しチームに貢献する一方で、李はここまで3試合出場もすべて途中出場ノーゴールとその存在感を示せずにいる。決勝の晴れ舞台では、リトルなでしこの連覇を願いつつ「五人」のセレッソ勢の活躍にも期待したい。

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