24日、2016年度天皇杯全日本サッカー選手権大会の準々決勝4試合が各地で行われた。

先日のクラブワールドカップ決勝でレアル・マドリーと激闘を演じ、延長戦の末に惜しくも“世界2位”となった鹿島アントラーズは、13時からサンフレッチェ広島と対戦。

鹿島は今月6試合目という厳しい日程の中での一戦だったが、後半、小笠原満男からのパスを赤﨑秀平が角度のないところから決め先制する。その後PKを与えたが、レアル相手に好セーブを連発したGK曽ヶ端準がこれを防ぎ、そのまま1-0で逃げ切った。

同時刻に行われた横浜F・マリノス対ガンバ大阪の試合は、横浜が齋藤学のPKで先制し、ガンバが今野泰幸の終了間際の得点で追い付く展開となるが、後半アディショナルタイムに天野純が見事なシュートを決めマリノスが2-1で勝利した。

吹田スタジアムで行われる決勝を目指したガンバは、この敗戦によって史上初の大会3連覇も阻まれている。

16時にキックオフしたFC東京対川崎フロンターレは、川崎が前半に大久保嘉人、エウシーニョが記録したゴールにより2-0で快勝。また、大宮アルディージャ対湘南ベルマーレは1-1のまま延長戦に突入、93分に藤田祥史のゴールで湘南が勝ち越しに成功し4強入りを手中に収めたかに思われた。

しかしその後、大宮は菊地光将の2得点で逆転すると、さらに大屋翼がダメ押しのゴールを決め、延長戦にもつれ込んだ熱戦を4-2で制した。

その結果、準決勝のカードは横浜F・マリノス対鹿島アントラーズ、大宮アルディージャ対川崎フロンターレとなった。

準決勝2試合はいずれも29日に行われ、元旦に開催される決勝戦を目指す。

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