オーストラリア・Aリーグ公式サイトは「規模拡大に向けた詳細な作業を開始した」と発表した。
このところ拡大の必要性が訴えられているオーストラリア・Aリーグ。現在は昇格、降格制度のない10チームでの戦いになっている。
これまで多くのクラブが資金難のために解散、あるいは運営会社撤退に追い込まれており、決して経済的に恵まれているわけではない。
しかし、その一方でリーグ全体の流動性、チーム数の少なさが投資を限定させているという批判もある。
また、実質2部に当たるナショナル・プレミアリーグ(州ごとの地域リーグ)の強豪クラブは、Aリーグへの昇格制度を作るよう求めている状況にある。
昨年12月には新しい放映契約が結ばれたこともあり、今年オーストラリアサッカー連盟はリーグの拡張や設備投資により、収益の拡大を目指すことを検討し始めた。
今の状況のままで2チームを拡大させた場合は今後6年で純損失を出してしまうことが予想されており、助成金や運営費用の増加がネックになっている。
そのため、各クラブのオーナー陣とも今後数ヶ月を使って詳細な議論を進めていく予定になっているとのことだ。
なお、記事によれば拡張のスケジュールはまだ決まっていないものの、少なくとも2018-19シーズン以前に起こることはないと発表されている。