株式会社エスエスケイは4日、日本国内で販売代理店を務めるキーパーグローブのReusch(ロイシュ)で、清水エスパルスの元日本代表GK権田修一と個人契約を締結したことを発表した。

権田はReuschのGKグローブを着用し、商品開発にも携わるという。

イタリアのグローブメーカーReuschは、1934年に誕生。1972年にアルピニスト用のスキーグローブで成功し、翌年西ドイツ代表の伝説的なGKゼップ・マイヤーの協力を得て、手のひらにラテックスを採用したキーパーグローブを開発した。

スキーとサッカーにおけるグローブ市場では、それ以来、トップアスリートや協会との緊密な関係と最新テクノロジーとの融合で、アスリートの期待に応える専用グローブをつくり続けている。

日本サッカーを盛り上げるチャレンジのひとつに

権田は、日本代表の守護神としてカタールワールドカップでのベスト16 進出に貢献。2021年には、『ONE1-GKプロジェクト』の発起人となり、GKの普及や理解の促進を目指した取り組みも行っている。

カタールからの帰国後、サッカーの盛り上がりを感じた権田は、「日本サッカーを盛り上げるためにできるチャレンジのひとつとして、GKグローブをReuschに変更することを考えた。今まで着用していたブランド(※uhlsport)には感謝していますが、GKが価値を上げていくために、グローブブランドも数社が競っていく必要がある。これから、『権田が使っているからReuschにする』という子どもたちのためにも、僕も頑張らないといけない」と語ったという。

「中学生の時に、初めて自分で買ったのがReuschのグローブ。当時、憧れていた選手が使っていたんですよね。手の甲に大きな矢印のあるデザインで、それを着けて全国大会を優勝しているんで、いい思い出のあるブランドです」

権田はReuschグローブを今季開幕より着用。「キャッチングって100%技術でするものだと思っているのですが、それを支えてくれるのがGKグローブ。手を守り、手首の安定感を保ってくれるグローブをつけることで、技術を発揮することができる。試合前日にはあえてグリップ力の低いアイテムを使って、自分の技術を再確認しています」と複数のモデルを使い分けていると明かした。

「Reuschのグローブのいいところは、馴染む前から柔らかくて、ラバー部分がシンプルなところ。子どものアイテムも含めて、すべてのアイテムが(手のひらの指部分が内側に巻き込んで縫製してありフィット感を向上させる)ネガティブカットなのもポイントですね」

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エスエスケイとReuschは、『ONE1-GKプロジェクト』も含め、GKの価値を向上させる権田の取り組みを共に行っていくという。

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