2006年のワールドカップを最後に現役を引退し、旅人を経て日本文化や日本酒のアンバサダーとして活躍している中田英寿。

日本サッカーのパイオニアだった彼がともにプレーした選手たちの中で「最強のボランチ5名」を選んでみた。

5位:エメルソン

中田英寿とともにプレーしたクラブ:ローマ

他に所属したクラブ:ユヴェントス、レアル・マドリー、ミランなど

国籍:ブラジル

中田英寿が所属したローマで最も素晴らしかったボランチと言えば、それは誰もがエメルソンだと答えるだろう。

2000年にレヴァークーゼンから加入したブラジル人選手で、当初は外国人枠の問題で数ヶ月出場できないにもかかわらず獲得された。2001年にデビューするといきなり優勝に貢献し、その圧倒的な守備センスと切り替えの速さでファビオ・カペッロ監督の信頼を勝ち取った。

ローマを離れてからはユヴェントスに移籍し、恩師カペッロに誘われてレアル・マドリーにも所属した。2007年にミランでプレーしたときには全盛期を過ぎていたため存在感を見せなかったが、2000年代を代表する守備的MFだったといえる。