Cote d'Ivoire
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0
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0-0
0-2 |
2
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France
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サレ |
53' |
得点者
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47' 67' |
ネストル ドセヴィ |
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日本対コロンビアとは全く逆に、どちらもグループリーグ突破を決めている立場での試合である。どちらも無理をしなくても良い状況だけあって、前半はお互いにロングボール+ラッシュ戦術主体で攻撃を組み立て、帰陣を早く行い、リスクを冒さない戦い方をしていた。そのため、試合が動き始めたのは後半に入ってからであった。コートジボワールは2人の選手を投入し、本来は長身ストライカーであるサグボを右サイドに置きターゲットマンを増やした上で、より攻撃に人数をかけるように変更。ロングボールとトラオレのドリブル突破で、フランスの守備に攻め込んでいったのである。
しかし47分、そのコートジボワールの守備がカウンターで崩されてしまう。ピエの強烈なシュートはイブライム・コネが弾いて難を逃れたものの、その直後のコーナーキックでネストルをフリーにしてしまい、ヘディングシュートを叩き込まれてしまったのである。それからわずか6分弱で、サレの目が覚めるような強烈なミドルシュートで一旦は同点に追いつくも、64分に再びバイスのロングボールでカウンターを受けてサイドを破られ、ピエのグラウンダーのクロスをドセヴィに決められてしまう。攻撃的になったことが裏目に出る形になってしまった。
試合はこのまま1-2で終了したが、決してコートジボワールは大会最強と思われるフランスに後れを取っていたというわけではなかった。若干最終ラインの安定感に差はあったが、ほぼ控えの選手で構成されていたことを考えれば仕方のない部分だろう。コートジボワールも大会の優勝候補であるといって差し支えはなさそうだ。