月曜日にレアル・マドリーの監督に就任したジョゼ・モウリーニョ。彼が練る新構想にはデ・ロッシが必要不可欠と言われている。
おそらく、モウリーニョは現行のフォーメーションを4-4-2から4-3-3へのシフトチェンジを考えていると思われるが、それを実行するには大きな障壁がある。それは、現在の“エル・ブランコ”には、中央の3を担える選手、具体的に言えば、攻守両面で働けるタイプがには欠けているからだ。
そこで、モウリーニョが打ってつけの人材としてラブコールを送るのがローマのデ・ロッシだ。会長のフロレンティーノ・ペレスもイタリア代表MFにぞっこんしていると言われ、モウリーニョの“獲得願い”にかなり乗り気のようだ。
しかし、大きな問題はローマとデ・ロッシとの特別な関係だ。デ・ロッシは常に「自分はローマと共にある」と公言しており、さすがにレアル・マドリーといえども、彼を振り向かすことは困難であることは言うまでもない。