South Africa
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5
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2-0
3-0 |
0
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Guatemala
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エンフェラ(PK) レトショロヤン モリリ エンフェラ(PK) パーカー |
12' 25' 48' 56' 82' |
得点者
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ホスト国・南アフリカが“仮想メキシコ”のグアテマラを相手に序盤から圧倒、2本のPKを含む5得点で大勝し、国際Aマッチの無敗記録を11とした。
昨年には得点力不足から勝利に見放され、世界中のサッカーファンに心配された南アフリカ。だがここ最近の南アフリカはポジションチェンジを盛んに行いながらパスコースを作り、ボールを持った選手をどんどん追い越す圧倒的な運動量でメキシコ代表のような攻撃的なサッカーを展開。この試合も格下相手にモチベーションと実力差を見せ付ける恰好で、グアテマラ守備陣に息つく暇さえ与えなかった。特に4-2-3-1の「3」の部分、自由に入れ替わりながら攻撃を操るシャバララとピーナールは本大会でも攻撃の生命線となるだろう。名伯楽パヘイラは本大会へ合わせてきちんと仕上げてきたようだ。
一方で先日のコロンビア戦に続いてこの日もはっきり言えば不可解な判定でPKを2本得たのも事実。フィニッシュはまだまだ甘い部分があり、この試合は流れの中で得点出来たことが収穫であろう。それでもこの日の相手は格下。終始ボールを支配し攻撃で圧倒したが、コロンビア戦もこの試合もカウンターから守備に綻びを見せるシーンがあり、地力で上回る相手が混在する本大会では守勢に回った際の対応力も問われてくる。
これまでの経緯から、本大会でもあからさまな地元贔屓の判定に恵まれる可能性を否定できないが、それはさておいて、とりあえずは本番を良好な状態で迎えることが出来そうだ。
平均年齢29歳とベテランを登用しながら惨敗を喫したフランシスコ・メルガル暫定監督率いるグアテマラには、意義・収穫を見出すのが難しい結果となった。今後は次戦以降より指揮を執ることが決定しているエベル・ウーゴ・アルメイダ監督のもとで新たなスタートを切る。