「ブラジルがベスト8で敗退してしまったことは、世界中のサッカーファンが悲しんでいることでしょう。ですが、この結果により、サッカーというスポーツは、試合前から勝負が決まっているものではないということがわかったかもしれない。もちろん、他のスポーツもそうですが」
「ただ、ブラジルに関わる、役員やスタッフ、サポーター達は、この試合の重要性を必要以上に説いていたのかもしれない。そのプレッシャーを選手達は勘違いし、悪影響を与えてしまってのではないだろうか。前半戦は、オランダに何もさせなかった。だが、ここで彼らは『やっぱり、おれ達は世界チャンピオンだ。この試合も勝てる』と思いあがったのではないだろうか。彼らは、オランダを過小評価し過ぎた。後半に入ってからは、そのおごりからか、(もちろん相手がアグレッシブにきていたこともあるが)オランダに自由を与えてしまい。最終的にはこの結末を生んでしまった」
「後、気になったのが、ロビーニョだ。一点目のゴールは大変興味深いが、審判が日本人だったからかもしれないが、終始、ジャッジにナーバスになっていた。彼はこの試合に対する心理的準備が出来ていなかったのかもしれないね」
上記は、スカパー!のオフィシャルコメンテーターとして、W杯のゲスト解説を務めているイヴィチャ・オシムがオランダ×ブラジルの試合終了後に語った文言をQoly.jpで編集したものである。