「“こぼれたミルクは戻らない”ということわざがあるが、今日の日本はミルクをこぼしてしまった。PK戦でW杯に“さよなら”しなくてはいけないことは本当に残念だが、ここまでしかこれないレベルにの準備しか出来ていなかったということだ。だが、選手やスタッフはよくやったと思う。周囲から何を言われようとも、自分達を信じて戦えば結果がでるということを実証し、そして、選手達は自信を手にした」
「今大会に関して言えば、どんな強豪相手でも日本は対抗できる力があるということを世界に発信できたのではないだろうか。ただ、もっと勇敢に、もっとリスクのある行動をとれば、もっといいサッカーを見せられたかもしれない。歴史的にも見ても、私は日本は勇敢さを保ってきた民族だと思っている。サムライの時代にしろ、戦争中の神風にしろ、それらは勇気がないと出来ないことだ。だが、サッカーでは、自分の命をピッチ上で失うことはない。だから、命を懸けて戦うことは難しいのかもしれない」
「選手達が寝られるかはわからないけど、今日はゆっくり休んで欲しい。次のことは明日から考えればいい。そして、考えなければいけないのはメディアもそうだ。ゴールを上げた選手ばかりが注目されることがまかり通るサッカー文化は作ってはならない」

上記は、スカパー!のオフィシャルコメンテーターとして、W杯のゲスト解説を務めているイヴィチャ・オシムがパラグアイ×日本の戦の試合終了後に語った文言をQoly.jpで編集したものである。

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