下記は、パラグアイ戦に出場した、スペイン代表の出場選手を個別に評価したものである。

■No.1 カシージャス 【GK】 6.5

彼がPKを止めなければ試合の展開は大きく変わっていただろう。下手をしていたら負けていた可能性も低くはなかった。他のプレーを無視してもそれを評価せざるを得ない。

■No.3 ピケ 【CB】 4.5

劣勢だった時間には良く相手のカウンターを止めていた。しかし反面PKを与えた場面は、やや厳しい判定だったとはいえ今大会の基準を考えればあまりにも軽率なプレーだったといわざるを得ない。

■No.5 プジョル 【CB】 5.5

最初は空中戦で負けてピンチを迎えヒヤッとしたが、総合すればピケと共に前半の相手のカウンターを安定して止めていた。数的には優位であったし、彼の能力を考えれば当然ではあるが。

■No.6 イニエスタ 【RW】 6.5

前半は相手の守備に押さえ込まれる場面が多かったが、後半は決定的な仕事をした。ペドロとの柔軟なポジションチェンジが特に効果的だった。

■No.7 ダビド・ビジャ 【LW/FT】 6.5

騒然とした時間に完璧な得点感覚を発揮。PKを奪ったのも彼である。ストライカーとして、あの雰囲気のなか難しい場面でゴールを決められるのは素晴らしい。

■No.8 チャビ 【OH】 5.5

後半にやや低めの位置に移ってセスクとコンビを組んだ場面に本領を発揮。決定的なプレーはなかったが最後にゲームをコントロール。

■No.9 フェルナンド・トーレス 【FT】 3.5

相手がいい時間にピッチにおり、相手が悪くなった時間にピッチにいなかったということを考慮しても、評価のしようがない。何かやろうとしているのは分かるが、結局何も出来なかったし、彼がいない方が余程チームが上手く回った。

■No.11 カプデビラ 【LB】 5.0

比較的自由を与えられた前半に何度か攻撃で良いプレーもした。終盤のオープンな時間を除けば、あまりサイドを破られたという場面はない。

■No.14 シャビ・アロンソ 【DH】 4.5

PKを外したことに加えて、前半の10分から35分辺りまでの間比較的自由だったことを生かして何か変化を付けられなかったのだろうか? パートナーがブスケツということを考えても彼がそれを期待されて当然だと思うのだが。

■No.15 セルヒオ・ラモス 【RB】 5.5

前半に彼がもう少し上手くゲームを作れていればと思わなくもないが、攻撃でも守備でも量の多いプレーで貢献。

■No.16 セルジオ・ブスケツ 【DH】 5.0

とにかく地味で堅実なプレーに終始。

(途中出場)


■No.10 セスク 【RW/OH】 5.5

サイドに入った当初はあまりフィットしきれず、目立ったのはPKのこぼれ球に飛び込んだ程度。やはり彼は中央でこそ生きる。

■No.18 ペドロ 【LW】 6.5

短い時間で決定的な仕事。同じバルサ勢であるチャビ、イニエスタとの連携と位置関係が素晴らしかった。

■No.4 マルチェナ 【CB】 採点なし

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