今月解任されたジャン=ギー・ヴァレンムに代わり、RCランスの新監督に就任したラスロ・ベレーニは、まず守備陣の改善を目指す模様だ。
かつてはルーマニア代表、スポルティング・リスボン、レンヌ、モナコなどで指揮を執った経験を持つベレーニは昨年末にUAEのアル・ワフダを解任されていた。今年5シーズンぶりにフランスに復帰し、低迷し降格の危機を迎えているチームの建て直しを期待されている。
ベレーニが最初の補強のターゲットとして考えているのは、ポルトガル1部のヴィトーリア・セツバウに所属しているフランス人DFオレリアン・コランである。国内での活躍はほとんどないが、マジョルカやグレトナ、パンセライコス、レクサムと各国を渡り歩き、今季はセツバウで最終ラインの要として活躍を見せている、スキンヘッドの屈強なディフェンダー。センターバックだけでなく右サイドでもプレーできる応用力も持つ。
ランスは今季怪我人にも悩まされ、ユース登録のコンドグビアやヴァラーヌをスタメンで使わざるを得ない状況に陥っており、さらに今冬はレンヌにトーゴ代表FWラザク・ブカリを放出。選手層が薄く、補強は急務となっている。
(筆:Qoly編集部 K)