アヤックス、オランダ代表で不動の正GKとして君臨するマールテン・ステケレンブルフ。シーズン終了後にオランダを離れることはほぼ確定的のようだが、なかなか定まらないのがその移籍先だ。マンチェスター・ユナイテッドとアトレティコのダビド・デ・ヘアが契約合意に至ったというニュースが報じられて以来、残る可能性はユヴェントスへの加入のみとする予想もあるようだが、ステケレンブルフと同じくアヤックスで活躍し、現在はフィテッセでアシスタント・コーチを務めるスタンリー・メンゾはユナイテッド入りを後押しした。

「ユヴェントスはビッグクラブだ。誘われたらなかなか拒否することは難しい。しかし、ファン・デル・サールがあのクラブで失敗したことを忘れてはないけない。そして、ステケレンブルフは彼と比較される運命にある。イタリアからの話は拒否するべきだ。マンチェスター・ユナイテッドのほうが彼にとって良いチームになるだろう」

そして、同じようにユナイテッドを推すしているのがイングランドでのプレー経験もあるハンス・ファン・ブルケレン。EURO88の優勝メンバーであり、PSVで一時代を築いた名GKも英国行きを勧める。

「マールテンの契約はまだ終わっていないが、彼がイングランドへ行くことを望んでいるよ。ユナイテッドとアヤックスは文化的な面やスタイルの面で似通っている。ユヴェントスに移籍することよりも、ユナイテッドに移籍する選択肢のほうがより良いんじゃないかな」

デ・ヘアとユナイテッドの契約がどのような形で終わるか。とにもかくにも、ステケレンブルフの運命はこの一件で大きく左右されることになりそうだ。

(筆:Qoly編集部 T)

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