レアル・マドリーのMFカカは未だに新シーズンが不透明な状態のままだ。しかし、本人はミランへ復帰したいと考えている様だ。

『コッリエレ・デッロ・スポルト』によれば、ミランはカカの復帰を考えているが、彼をイタリアに連れて帰るには大幅な給与カットを行わなければならないとしている。カカは減俸してもミランへ復帰したいと考えているが、それには代理人である父親のボスコ・レイチ氏を納得させなけれいけない。現在、父親と共にミランのオファーを検討中と言われているが、ミランは中盤の選手を1人獲る事を明言しており、加入が噂されるアクイラーニやモントリーヴォの移籍が決まれば、カカが復帰することは非常に困難となるだろう。

なお、カカのミラン復帰へクリアしなければいけないのは以下の条件だ。

・カカの給与カット

・レアル・マドリーへの移籍金

給与カットについては本人は応じる意向だ。しかし、ガッリアーニ副会長が既に何度も「税制上の理由で不可能」と断言している様に、スペインはイタリアと比べて所得税率が低く、例え大幅なペイカットが実現したとしても、イタリアへ戻る事は額面以上の減収となるため、代理人である父親がペイカットの受け入れに躊躇しているのも現状だ。

また、移籍金の問題も非常に大きくのしかかっている。ミランは6800万ユーロ(当時のレートで約92億円)でカカをレアル・マドリーへ売却しているため、安価での売却やローン移籍などは考えづらい。2000万ユーロ程度の移籍金が必要ではないかと思われるが、ミランが他の選手の獲得に際して移籍金を出し渋っている(出せない?)事や、2年間満足な働きの出来なかったカカの状態を考えると2000万ユーロは大きな冒険であると言って過言ではない。

(筆:Qoly編集部 L)

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