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海外の人気webサイト『OFF THE POST』にて、現時点での2011/12シーズン版プレミアリーグベストイレブンが選出されていたので、この記事を綴ったサッカーライター、ダニー・ライアンの選手評を要訳した上でご紹介しよう。

ティム・クルル(ニューカッスル)

今季、ニューカッスルの正GKはセンセーショナルな働きを見せ、EURO2012に挑むオランダ代表の中でもも揺るぎない地位を築きつつある。アラン・パーデュー監督は固い守備陣を作り上げたが、最終的にはこのオランダ生まれのショット・ストッパーがチームを救ったシーンは数知れず。素晴らしいスタートを切ったニューカッスルの大原動力となっていることは言うまでもない。

カイル・ウォーカー(トッテナム)

トッテナムは優れたライトバックをずっと探していたが、疲れ知らずのスタミナだけではなく、素晴らしいクロスボールと得点能力を兼ね備えるカイル・ウォーカーの登場でようやく解決した。まだ21歳という若く、その巨大なタレント性はイングランド代表の未来に期待感を持たせてくれる。

ライアン・テイラー(ニューカッスル)

ここまでリーグ最少失点を継続しているニューカッスルの守備組織は申し分ないが、その成功の裏にはライアン・テイラーの台頭があったことを忘れてはならない。純正のレフトバックではないが、今季は慣れないポジションもソツなくこなし、エヴァートン戦ではその能力の高さがうかがい知れるゴールも記録するなど、その勢いは特筆に値。ここまではサイドバックとして文句の付けようがないパフォーマンスを見せている。

フィル・ジョーンズ(マンチェスター・U)

ブラックバーンから1600万ポンドでやってきた才能豊かなディフェンダーは、現代サッカーで重要視されているユーティリティー性を活かし、サイドバック、センターバック、セントラルミッドフィルダーとフル稼働。マンチェスター・ユナイテッドが敷くローテーション制におけるキーパーソンとなっているが、特に本職であるセンターバックでのプレーは観衆を総立ちにさせる域に達しており、今後どこまで成長するか楽しみで仕方がない。

ファビオ・コロッチーニ(ニューカッスル)

セント・ジェイムズ・パークのピッチに彼が登場した当初は“カルレス・プジョルもどき”といった感が強かったが、今やチームに欠かせぬ守備の要として君臨。パワフルで空中戦に強く、足元の技術にも不安なしと、まさにディフェンダーに求められる全ての能力を所持するこの男がニューカッスルの成功に大きく貢献したことは言うまでもない。

スコット・パーカー(トッテナム)

昨季、下部リーグに降格したウェストハムにおいても優れた活躍を見せた男は、イングランド代表においても「チーム一優れたミッドフィルダー」としての座を手にしつつある。ピッチを幅広くカバーし、攻守両面でチームを助ける彼のプレースタイルをなくしてトッテナムの好スタートもなかったはずだ。来年ウクライナとポーランドで行われるEURO2012にファビオ・カペッロがパーカーを連れていくことは間違いない。このイタリア人指揮官がこれまで選手選考で間違えを犯してきたことは周知の通りだが・・・。

ダビド・シルバ(マンチェスター・C)

異論はあるかもしれないが、プレミアリーグで最も優れたフットボーラーであると思っている。彼は「イングランドにスペインの“閃き”が必要だ」と説いてくれたが、無類のボールコントロールやマンチェスター・ユナイテッドの一戦でエディン・ジェコのゴールをアシストしたような驚異的なパスセンスは、見たもの全てを「シルバは特別なプレーヤーである」と認識させることだろう。マンチェスター・シティが次なるレベルに進めたのは彼の才能があったからだ。

アーロン・ラムジー(アーセナル)

2年前に行われたストーク戦で彼が負った大怪我は皆を悲しませた。だが、今はほとんどのものが「彼は順調にたくましく成長し続けている」と確信しているはずだ。「重要なプレーヤー」とアルセーヌ・ヴェンゲルからもお墨付きをもらう彼のそのプレーは「正真正銘のワールドクラスに近付きつつある」ことを暗示させるものばかり。マルセイユ戦で見せてくれたゴールやチェルシー戦でのパフォーマンスを見れば、「アーセナルにはセスクが必要」とは誰も言わないだろう。

ロビン・ファン・ペルシー(アーセナル)

数多のゴールを挙げ、チームを勝利に導く「フライング・ダッチマン」がFIFAバロンドールの候補者リストから漏れた際には落胆したものは決して少なくなかったはずだ。ファブレガスがクラブを去った後はキャプテンとしてもチームを引っ張る彼のゴールがなくては、アーセナルがチャンピオンズリーグ圏内に再浮上する可能性がないだろう。シーズン終了後の退団説が根強い中、グーナーは一日も早く契約が更新されたニュースを聞けることを待ち望んでいる。

ルイス・スアレス(リヴァプール)

ルイス・スアレスは「プレミアリーグで最も嫌われているプレーヤーの一人」であるが、「最も優れたプレーヤーの一人」でもあるはずだ。彼のダイブと主審にPKを請うアピールは我々を腹立たせるが、彼の両足に傑出した才能が宿っていることを否定することは出来ない。昨年冬にリヴァプールに加入して以降、既に三度の「クラブ選出月間MVP」を受賞しているストライカーがこのチームにとってどれほど重要な選手であることは改めて議論する必要はないだろう。

セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・C)

鳴り物入りでプレミアリーグに挑戦してきた小さなアルゼンチン人は瞬く間にフィットし、もはや「既にイングランドで5年間プレーしているのではないか?」と勘違いさせるほどの風格を漂わしている。マンチェスター・シティに移籍するやいなや、クラブが4000万ポンドの移籍金を投じた所以を証明するかのごとくゴールを量産し、数多のタレントを要するシティにあってもその存在感は群を抜いている。世界的にみても彼より優れたストライカーを探すことは容易ではないだろう。

(筆:Qoly編集部 T)

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