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12月21日、韓国代表の新監督がチェ・ガンヒに決まった。先に紹介した朝鮮日報の記事は協会の動きに対して批判を行っていたが、さらにスポーツ朝鮮のミン・チャンギ記者はもう一歩踏み込んだコラムで「技術委員会は解散した方がいい」と書いている。その記事を紹介したい。

「サッカー協会の技術委員会は解散した方がいい。代表監督を選任する権利を持っているのに、全く機能を果たすことが出来ない。チョ・チュンヨン会長を中心とした首脳陣の決定に忠実に従うだけの操り人形なら、存在する意味はない。

ファンボ・カン技術委員長は21日、全北現代のチェ・ガンヒ監督を選任したと発表した。外国人監督を念頭に置いていると言いながら、結局解任直後に第一候補に挙げられたチェ・ガンヒに帰結した。

この過程で、技術委員会は徹底的に排除された。チョ・グァンレ前監督解任の際にも何の役割も果たせなかった委員会は、チェ・ガンヒ選任の際にもただ挙手するだけの存在であった。委員の一人である釜山アイパーク監督アン・イクスは、会議の一日前まで開催されること自体を知らなかった。亜洲大学監督のハ・ソクジュ委員も同じであった。

サッカー協会は代表監督選任に関する全ての判断を技術委員会に任せたはずだが、彼らは“かかし”でしかなかった。チョ・グァンレ前監督の更迭も、チェ・ガンヒ監督の選任も、会長が決定した。

12日に開かれた会議において、後任監督に関する議論は10分行われた。最も重要な事案について非公式にさっさと話を進めていったのだ。委員の意見は反映されなかった。

技術委員が集まって次期監督の人選を議論するが、最終的に会長の指示に従わなければいけない。このような形なら、会長が責任を持って直接監督を指名した方が良い。技術委員長の後ろに隠れず、前面に出てくるべきだ。

昨年7月にチョ・グァンレ前監督を指名したのもチョ・ チュンヨン会長だった。なのに、解任したときには出てこないで、キム・ジングク専務とファンボ・カン技術委員長を送り出してきた。当初は参加すると言っていたのに、突然不参加となった。20日に開かれたサッカー協会主催の授賞式で『チョ・グァンレには申し訳ない』と、後になって言ったのが全てだ。

協会の関係者は『代表チームの成績は運命を左右する』と言ってきた。もしワールドカップに出られなければ、協会の従業員は半分以上が削減される。ところが代表監督を選任した首脳陣は何ら責任を負うことがない。協会会長は、決定したのであれば責任を負うべきだ。

技術委員会は、監督候補を綿密にチェックして推薦する役割を持っている。しかし、チェ・ガンヒ選任の際には“第3”の存在だった。ファンボ・カン技術委員長は、協会首脳陣の決定を発表しているだけのスポークスマンに過ぎなかった。

こんな形で代表監督を選任するのであれば、技術委員会の必要性はない。現実的に技術委員会に独自の役割を期待することすら難しい。

ファンボ・カン技術委員長を除き、釜山のアン・イクス監督、亜洲大学のハ・ソクジュ監督などの委員七名は、他に仕事を持っている。所属チームに気を遣いながら、会議があるときだけ集まる。

現状では技術委員がドンブリ勘定で代表チームの監督を推薦するしかない。それぞれの職が別にあるのだから、海外に飛ぶことも、海外の指導者に会うことも出来ない。せいぜいエージェントが用意した資料に目を通すくらいだ。

こんな形なら、サッカー協会の定款を改正したところで何も変わらない。技術委員会が適切に仕事をするには、集中できない兼任ではなく、常勤の委員を置いて代表チームをサポートしなければならない。海外で活躍中の選手をチェックし、世界のサッカーの流れを分析し、競争力を高めるための支援をすることが必要だ。

変化がなければ、発展などあり得ない」

(筆:Qoly編集部 K)

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