英国で放映されている人気フットボール番組「match of the day」で解説を担当するアラン・ハンセン。今回彼が2011年プレミアリーグベストイレブンを発表したので紹介しよう。

エドウィン・ファン・デル・サール（マンチェスター・U）

たとえ彼が昨シーズンの終わりに引退したとしても、タイトルを獲得したユナイテッドにとって彼が年間最優秀GKでならなくてならないほどに重要だった。ビッグゲームにおいて彼はしばしばユナイテッドが点をとることができた要因になった。 後を継いだデ・ヘアはポジショニングに疑問符が付く。だからこそファン・デル・サールの価値はさらに明らかになった。彼がゴールにいるだけで信頼できるし穏やかで首尾一貫としているおり、そこに差が生じている。

マイカー・リチャーズ（マンチェスター・C）

彼は完全にマンチェスター・Cにカムバックした。ティーンエイジャーの頃に来たときはずばぬけた選手に見えた。そして彼はその後奮闘してより大きく強くなった。彼は素晴らしいセンターバックに見えたが、右サイドバックとしての役割を自分のものとして見出した。 私は代表で時より見せる怠慢を理解することはできない。彼は自分のぺースを持ち、強さがあり、FWとしてのクオリティーも少し持っている。

ヴァンサン・コンパニ（マンチェスター・C）

コンパニは素晴らしい選手でマンチェスター・Cの守備のベースになった。シティの才能ある選手たちの中でマンチーニ監督が本当に失いたくない選手の1人がコンパニだ。彼らのキャプテンはセンターハーフにはいないがコンパニは全てを持っている。強さがあり、空中戦も非常に良く、速さもあり、技術的にも非常に印象的だ。彼は全てのボックス内をチェックして回っている。

ネマニャ・ヴィディッチ（マンチェスター・U）

彼がタイトルを獲得しているチームにおいて大きな役割を果たした時、ユナイテッドのキャプテンは昨シーズンの終わりはセンセーショナルな活躍を見せた。ユナイテッドがプレッシャーをかけられていたときはいつでもヴィディッチはそこにいる。そして立ち向かい彼に近づいたすべてを妨げる。彼は山のような男だ。そして彼が靭帯損傷から戻るまでユナイテッドは彼を失う。私は彼が何故今年のフットボーラーとして投票されなかったのか信じ難い。

ホセ・エンリケ（リヴァプール）

今シーズンの始めにニューカッスルからリヴァプールに移籍してからエンリケは私に本当に感銘を与えた。彼が良い選手だということは知っていたが、アンフィールドにおいては特別だった。実は左サイドバックの為の素晴らしい1年ではなかった。本当の競争相手はアーセナル・シティ・スパーズにはいない。そしてエヴラ、アシェリー・コールはそれぞれユナイテッドとチェルシーの為に奮闘した。 しかしエンリケは首尾一貫としたプレーを見せた。そして彼に支払うことのできる最も高い称賛は、まるで前からリヴァプールにいたように見えるということだ。

ダビド・シルバ（マンチェスター・C）

プレミアリーグでシルバより良い選手は現在誰もいない。マンチェスター・C試合において彼のペースと芸術的な手腕はゲームを見ていて喜びを感じる。彼のパフォーマンスだけはエディハドスタジアムで入場料の価値がある。 シルバは最近本当に楽しそうにプレーしているように見える。そして昨年よりも強く見え、プレーを楽しみ健康を保っている。その結果シティは上手くいっているのだ。彼がスペインに戻りたいかって？そんな兆候はまだ見えない。

ルカ・モドリッチ（トッテナム）

トッテナムのMFは本当の一流だ。そして彼の演じる役割は他のプレミアリーグの選手よりも秀いている。彼は表面上夏にクラブを去る決心をしていたが、彼はスパーズの為にとてもうまくプレーした。これは敬意に値する。 移籍の願望が受け入れられない時、多くの選手は拗ねるだろう。しかし彼は再び素晴らしいプレーを見せた。時間とスペースを見つける能力があるのが偉大な選手だというが、モドリッチがボールを持っているときにその長所が発揮される。

ヤヤ・トゥーレ（マンチェスター・C）

彼はマルチな才能と汎用性を持ち、あるいは高度な役割を果たす選手だということも証明された。イングランド代表を見るときに、ジェラードとランパードを支える役割を果たす規律を持った選手がいないので彼らを最大限に利用することが難しいとわかった。しかしトゥーレにはその規律がある。前方でもプレーできるし、DFの前でも幸せそうにプレーする彼がいる。

ギャレス・ベイル（トッテナム）

ベイルにとってはセンセーショナルな年だっただろう。昨シーズンはCLでサンシーロでの素晴らしい試合以来さらに良い選手になった。彼のペースはキラーだ。相手のDFにとっては悪夢だろう。彼は左右に、または中央を突き抜けることができて世界で最高の防御をバラバラにする能力を示した。彼の一貫性も向上しているしトリックをゲームに加えた。彼は常に良くなっていることを示している。

ロビン・ファン・ペルシー（アーセナル）

2011年のファン・ペルシーのゴール記録は信じ難いほどに凄かった。そして彼は今月初めのエヴァートン戦で驚くべきボレーシュートを見せた。これは私のゴール・オブ・シーズンである。

前年にファン・ペルシーに大きな問題があってどのようにフィットしていくかに焦点が集まったが、しかし彼はそれを解決した。そして彼がベストフォームに戻ることはアーセナルとプレミアリーグにとって大きなことだ。

ルイス・スアレス（リヴァプール）

彼はフェルナンド・トーレスを替える為に契約された。そして彼が到着の2週後にはアンフィールドはすでに「フェルナンド・・誰？」という状況になっていた。 彼はゴール、優れた仕事率とチーム理念を持っている。唯一の驚きは誰もすぐに彼をプレミアリーグに連れてこなかったことだ。

最後にハンセンは監督にファーガソン監督を選出している。挙がった選手たちを見るとどれもが2011年の顔だった選手ばかりだ。来年はどのような選手が活躍するのか期待して2012年もプレミアリーグを見ていこう。

（筆：Qoly編集部 M）