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12月30日にドバイで行われた国際サッカー会議に際し、UAEを訪れたイングランド代表監督ファビオ・カペッロがインタビューに答え、「“才能の密猟”はサッカー界の問題だ」とUEFAに新たな規則を求めていると話した。

Capello

「多くの選手がとても若いうちにリッチなクラブに買われていく。家族にも多くの経済的な支援が行われるからだ。彼らの生活習慣を変えてしまうことを厭わないだろう。何らかのルールが必要だ。世界中から選手を“盗んでいる”のだから。それは受け入れられない」

「私はプラティニに話した。そして、将来若い選手が盗まれていくことが禁止されると確信している」

また若くして国外に移籍した選手が、育った地の国籍を取得し代表選手となることについても問題であると話す。

「ミロスラフ・クローゼやルーカス・ポドルスキはポーランドで生まれた。メスト・エジルとジェローム・ボアテングはドイツ生まれだが、それぞれトルコ人、ガーナ人の両親を持つ。新しいパスポートを取得する選手がいる。ドイツは、異なるルーツを持つ選手を多く引き入れ、その結果何が起こったかは見ての通りだ。それには問題がある」

対して、スペインサッカー連盟のトレーニングセンターでディレクターを務めているヒネス・メレンデスは、バルセロナでの成功例を挙げて反論している。彼は16歳未満の選手と契約することには反対しているものの、クラブは将来多額の資金が必要になるリスクを懸念し、青田買いを余儀なくされていると延べた。

「イニエスタはわずか10歳の時にバルセロナに買われ、両親と離れて生活した。しかし懸命な努力の結果、素晴らしい選手に育った。もし、シャビ、イニエスタ、メッシなどが20歳になってからバルセロナが買おうとしたとしたら、一体どれだけの資金が必要だっただろうか?」

(筆:Qoly編集部 K)

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