昨年夏にチェルシーに入団したロメル・ルカクに才能豊かな弟がいることはまだあまり知られていない事実しれないが、今季、アンデルレヒトのトップチームに昇格を果たしたジョルダン・ルカク(17歳)は、兄とは違い、お気に入りのチームはアーセナルのようだ。『Het Nieuwsblad』のインタビューの中で将来の目標を語った。
「僕の愛するクラブはアーセナル!出来るだけ早くロンドンに移りたいと思っている。兄貴のようにね。ただ、僕の目標はアンリとプレーすることさ」
「でも、今は学校とフットボールを両立させなくちゃね。親父が厳しいからこの環境で頑張らないといけないんだ」
「『ジョーダンの才能はロメル以上だ』という意見もあるようだけど、僕は全く気にしてないよ。兄と比較されることはポジティブな面もあるし、ネガティブな面もあるしね。でも、家族のサポートはとても大きい。兄貴も親父も常にアドバイスをくれるんだ」
本格派ストライカーの兄とは違い、抜群のテクニックと一瞬のスピードを駆使した崩しと強烈な左足でのシュートを武器とするジョルダン。ベルギーU-16代表時代にはチームの中心選手として活躍し、現在はU-19代表に飛び級で招集されるなど、各方面からかかる期待は「兄以上」とも。このまま順調に成長すれば、いつの日か憧れのクラブであるアーセナルからも関心を持たれるかもしれない。
(筆:Qoly編集部 T)