27日、英国ユニセフが主催するチャリティマッチ「サッカー・エイド (Soccer Aid)」がマンチェスターのオールド・トラッフォードで行われた。
ミュージシャンのロビー・ウィリアムズとジョナサン・ウィルケスの呼びかけで2006年に始まったサッカー・エイドも、今回が4回目(2年ごとに開催)。サッカー界のレジェンドや歌手、俳優などがイングランドチームと外国人チームに分かれて対戦するこの試合、口火を切ったのはイタリア系イギリス人の“サージ”ことセルジオ・ピッツォーノだった。
外国人チームの左サイドハーフとして出場したロックバンド「カサビアン (Kasabian)」のギタリストは、中盤でボールを奪った元・清水エスパルスのフレドリック・ユングベリのパスから、まるでロベルト・バッジョのようなダイレクトループ。
「レスター・シティのセンターフォワードになる夢が破れたとき、俺はロックに生きようと思ったんだ」と試合前に語っていた彼のシュートは見事な弧を描き、元イングランド代表の守護神、デイヴィッド・シーマンを越えてゴールマウスに吸い込まれた。
試合は後半、テディ・シェリンガム、ジョナサン・ウィルケス、ケヴィン・フィリップスのゴールで逆転したイングランドチームが3-1で勝利したものの、マン・オブ・ザ・マッチはサージが受賞。「本当に誇りに思う。この栄誉は生まれたばかりのトム・ミーガン(※カサビアンのメインボーカル)の娘に捧げるよ」と“スーパーギタリスト”は喜びを語った(以下は試合のハイライト)。
ユニセフは今回のイベントで、400万ポンド(約5億円)以上の資金を集めることに成功している。
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