2012年6月2日(土) - 埼玉スタジアム2002
Japan
3
1-0
2-0
0
Oman
本田
前田
岡崎
12'
51'
54'
得点者







満を持してワールドカップ・アジア最終予選に臨んだ日本代表。ホームで迎えた初戦、勝ち点を取りたい試合でオマーンを3-0と危なげなく下し、目標を達成。次戦もホームでヨルダンを迎え撃つ。

オマーンはポール・ル・グエン監督が率いているが、彼らしい割り切れないサッカーであった。4-1-4-1のフォーメーションを敷いていたが、ラインを引いて徹底して守り倒すこともなく、特に長谷部と遠藤を狙うこともなくフリーでボールを持たせ、本田のポジションに三人引きずられつつ別に当たりにも行かない。大外しはしないが実力以下の力しか発揮できない、格上を相手にするには狙い所のない守備だったと言える。

日本は楽にボールを保持することが出来、アル・ホスニを押し下げてカウンターの危険も避けつつ、前からボールを奪って攻撃に繋げた。主に長友のオーバーラップを絡めた左サイドからのチャンスメイクを中心にゴールに迫った。

開始からわずか12分というところで先制点を奪取することに成功。上がった長友を囮にして出てきたパスを前田、香川が回して、スペースを作って左に展開。飛び出した長友がクロスに持ち込み、本田が左足ボレーで叩き込んでネットを揺らした。

その後かなり消極的な試合運びをする時間が長かったものの、オマーンの攻撃に怖さがなく、守備も改善を見せていなかったために大きなピンチは数少なかった。唯一内田がセルフジャッジでアル・ハドリの突破を許した場面は危なかったが、スルーパスの判断ミスで助かっている。

後半はオマーンが4-2-3-1に変更してきたが、これも特に大きな効果が出ていなかった。おそらく、遠藤と長谷部をトップ下に入ったアル・ハドリとアル・ホスニで抑えて、ボランチを二枚にして中盤の守備を改善しようとしたのではないか。しかし特にガツンガツン当たるわけでもなく、1人余る事が出来るのに本田にマンマークで付くこともなかった。

あまり影響を受けずに済んだ日本は後半に2点を追加。51分には、左サイドでボールを持った香川が仕掛けからクロスに持ち込み、最終ラインの裏に飛び出した前田がゴールに決めた。本当はオフサイドであったが、審判はゴールと認めた。

さらにその直後にも、再び左を基点に、長友、遠藤、香川と繋がり、右に開いてフリーになった前田がカットインからシュート性のボールを蹴る。これを岡崎がシュートに持ち込み、一度弾かれたところを自ら押し込んで3点目。試合はこれでほぼ決まった。

(筆:Qoly編集部 K)

{module [170]}
{module [171]}
{module [186]}


【厳選Qoly】なぜ?日本代表、2024年に一度も呼ばれなかった5名

ラッシュフォードの私服がやばい