「マフディ・アリがチャンスを与えられない理由はない」
8月14日、ザ・ナショナル紙は「UAE五輪代表監督を務めていたマフディ・アリ氏が、フル代表の監督に就任することが決定した」と報じた。
まだ正式にサインされた訳ではないが、既にマフディ・アリ氏は就任要請に対して合意しており、数日中に三年契約が結ばれる見込みとなっているとのこと。
UAEサッカー協会の会長を務めているユースフ・アル・セルカル氏はロンドン五輪の最中からマフディ・アリ氏の仕事を高く評価しており、フル代表を任せたいという希望を明かしていた。
サッカー解説者として活躍しているケファフ・アル・カービ氏は、マフディ・アリの就任を歓迎すると話した。
「彼は若い年代の代表チームで本当によくやっている。チャンスを与えられない理由はない。
協会はこれまで多くの外国人監督を呼んできたが、彼らの多くは成功することはなかった。それを考えれば、もしマフディ・アリにチャンスが与えられなければ、その方が疑問だ。彼はすべてのプレーヤーを知っているし、皆から尊敬されている」
A代表のエースで、五輪にもオーバーエイジで参加したイスマイル・マタルも、マフディ・アリの就任を喜んでいるようだ。
「私にとって、彼は兄のようなものだ。他の選手にとっては父親のようなものかもしれないね。協会が彼を任命するなら、それは正しいことを行っているということさ。
彼はピッチの中、外両方で指導力を発揮でき、選手の尊敬を集めている人間だからね。何より同じ言語、同じルーツを持っているから、共通理解を深めるのはとても簡単だ」
五輪代表の主将として、アジア大会や五輪予選でチームを支えたハムダン・アル・カマリも、この協会の選択を肯定的に評価している。
「彼は常に僕を支援してくれた人。シニアの代表チームを指揮するなら、それは素晴らしいことだと思うよ。彼は厳格な人だが、同時に家族の長のように思いやりのある人だ。とても僕たちに近い人だし、個人的なことでも何でも相談できるんだ」
(筆:Qoly編集部 K)