あの“事件”について
― まあ、FIFAクラスでも選手名や表記に間違いがありますよね。日本でも去年9月のW杯予選の北朝鮮戦で、吉田選手ではなくメンバー入りしていない安田選手がゴールをあげたことになっていて話題になりましたが・・・。
あれは、吉田選手御本人と安田選手のマネジメント会社の方に直接謝りました。こちらはYOSHIDAと送ったのにYASUDAとなってアップされていた、大変申し訳ないですと・・・。
吉田選手は「話題になったからいいですよ」と笑って許してくれましたのでほっとしています(苦笑)。ただ、その後もウズベキスタン戦で「JOSHIDA」になっていましたが(苦笑)。
― 海外は良くも悪くも“おおらか”ですからね。我々もよく苦しめられているところです(笑)。
まあそうですね(笑)。ただ、そういうのもあって、なかなか日本サッカーの情報が海外へ正確に伝わらない事は残念に思っています。この間のフランス戦も、レキップ紙の控えメンバー予想がメチャクチャだったですし。香川の決勝ゴールで例のベルギー人は喜んでくれたでしょうが。
― まだまだそういった部分では発展途上という所ですね。
テレビ中継も増え、ネットも発達して、海外サッカーの素晴らしさが広く知られたのは素晴らしいと思います。ただ、同時に日本サッカーも発展して、世界から注目されるようになりましたが、その発信力は代表チームの実力になかなか追い付かないですね。そこでも言葉の壁があって、外国人に日本の情報を正確に伝える事の難しさを感じますが、RSSSFを通じて、その部分を埋めていければと思っています。
― なるほど。本日は本当にありがとうございました。
こちらこそ、こんな機会を作っていただいてありがとうございました。Qolyさんが提供されるサッカーニュースは本当に豊富で多彩ですので、ぜひこれからの御活躍を期待しています。
これ以外にも様々な裏話をお聞きし、大変有意義な3時間となった。RSSSFをまだ知らない方は、ぜひWebサイトにアクセスし“サッカーデータの海”で溺れてほしい。