本日11日、マンチェスター・シティ対ウィガンの決勝が行われるイングランドのFAカップ。FA（イングランドサッカー協会）は今年、創立150周年を迎え、記念として今月25日にUEFAチャンピオンズリーグ決勝が“聖地”ウェンブリーで開催されるが、同スタジアムはFAカップ決勝の舞台としても有名。そのウェンブリー開催が始まったのが、ちょうど90年前、1923年の決勝戦である。

大英帝国展覧会の目玉として、1923年に開場し、完成のわずか4日後、4月28日にボルトン・ワンダラーズ対ウェストハム・ユナイテッドによるFAカップ決勝は行われた。ところが、ロンドンに出来た新たな名所を一目見ようと試合には予想外の大観衆が訪れ、彼らを制限なく入場させた結果、12万人収容のスタジアムになんと20万人以上の観客が溢れてしまった。

百聞は一見にしかず。ここからは写真を中心に紹介。

完成当初は大英帝国（the British Empire）に因み、「エンパイア・スタジアム」と呼ばれていたウェンブリー。そこに、人、人、人！