6月9日に行われたブラジルとの親善試合で、3-0と完敗を喫したフランス代表。これで3月26日のスペイン戦、6月5日のウルグアイ戦に続いて3連敗、さらにこの3試合で1点も決められず絶不調に陥っている。
チームのエースであるカリム・ベンゼマが試合後にレキップのインタビューに答え、「恐ろしい試合だった」と心情を吐露した。
レキップ
カリム・ベンゼマ
「フレンドリーマッチであったとしても、我々はライバルなんだ。全くの失望としか言いようがない。前半にはいくつか機会が巡ってきたが、決めることができなかった。そしてその後、徐々に崩壊していった。後半にはチャンスすらも作れなかったよ。
(0-1で敗れたウルグアイ戦と同じく後半開始直後に点を取られてしまいましたが、それはなぜ?)
率直に言えば、わからない。なんにせよ、我々は燃料を失っていたと感じていた。徐々に後ろに下がってしまい、2つも余計なゴールを奪われた。負けることはいつも辛い。しかも今回は3-0だ。とても厳しい、恐ろしい試合だった。
(9月に迎えるワールドカップ予選が心配では?)
負けた時はいつも心配してしまう。とにかく休む。いい休息をするだけだ。9月の試合は絶対に落とせない。
(個人的にもゴールを決められていませんが?)
正直に言えば、かなり厳しい状態だ。僕にとってだけでなく、ジルーとゴミス、そのほかのアタッカーにもね。どんな試合でも10個チャンスが巡ってくるわけじゃない。時には1個だけの時もある。そのために我々は働き続けなければならないし、得点することができるベストの状態を保たなければならない。
(あなたの目から見て、これは組織の問題?)
そう思う。何せ、ボールを持っていなければ得点はできないからね。しかし、ブラジル戦ではパスはまったく入ってこなかったし、リスクも犯せていなかった。アタッカーにとっては困難な試合だった」