AP通信は「バルセロナからモナコに移籍したフランス代表DFエリック・アビダルは、ブラジル代表DFダニ・アウヴェスから肝臓の提供を提案されていたと話した」と報じた。
エリック・アビダルは2年前に肝臓腫瘍に冒されていることが発覚し、2度の手術と長いリハビリを経て、昨季終盤に復活。今季はモナコに移籍し、開幕からレギュラーとして活躍。フランス代表にも復帰を果たした。
記事によれば、アビダルはカタルーニャラジオに対して「ダニ・アウヴェスが肝臓を提供しようと申し出てくれていた」と話したとのこと。ただ生体肝臓移植のドナーは親族の範囲内でしか行えないため、最終的にはアビダルの従兄弟が肝臓を提供した。
ダニ・アウヴェスは今季アビダルの背番号であった22を受け継いでいることでも知られている。
また、先日「治療中にバルセロナが給料を払わなかった」と不満を述べていると報じられた件については、アビダルははっきりと「メディアの誤解である」と話している。
AP通信
エリック・アビダル
「彼(ダニ・アウヴェス)は肝臓の一部を僕に提供したいと言っていたんだが、それは不可能だった。
また、僕がバルセロナに不満を持っているという記事については誤解だ。何の問題もなかったし、当時と同じ喜びを持ってバルセロナに戻ることが出来るよ」