先日行われたコパ・ド・ブラジル準々決勝第1戦、ボタフォゴ対フラメンゴ戦で元アーセナルのアンドレ・サントスが見事な得点を上げた。
前半13分、左サイドからのクロスをFWパウリーニョがアクロバティックな体勢から折り返すと、そこにいたのはアンドレ・サントス!。まさにセンターフォワードばりのポジショニングであった。
現地メディアでは「普段とても強固なディフェンスを誇るボタフォゴだが、この日はよくなかった。まずい守備から失点した。失点の場面では4人のDFがいながら、エリア 内でアンドレ・サントスを完全にフリーにしてしまった」と伝えられていたが、それもアンドレ・サントスの神出鬼没なポジショニングが生んだものといえるだろうか。(この試合ではサントスは左SBではなく、左SHとして出場していた可能性がある)
なお、このゴールについてハンドではないかという疑惑もあるようだが、当のサントスは「みんな手だと言うだろう。リプレイは見ないことにした。(プレーが)とても速かった。頭で入れたのは覚えている。手に当たったかは分からない。僕はただボールが来るのを見ていた。言いたい人には言わせておけばいい」と述べたそう。
試合のほうは後半にボタフォゴが同点に追いついて、1-1の引き分けで終了している。フラメンゴホームの第2戦は来月23日に行われる予定。
ちなみに、フラメンゴは前鹿島のジョルジーニョに続いて前ブラジル代表監督のマノ・メネゼスが成績不振のため解任されており、これがアウメイダ暫定監督になってから2試合目だった。アウメイダはジョルジーニョ解任後も1試合のみ暫定としてチームを率いており、今季2度目の暫定登板となっている。