海外資本の流入や国際化が進むプレミアリーグに、また一つクリティカルなデータが判明した。
今シーズンプレミアリーグに登録された全選手のうち、イングランド出身の選手が占める割合は僅か31.8%であると、『Daily Mail』が伝えている。
ことをJリーグに置き換えてみるとその衝撃がより鮮明に想像できるこのデータであるが、これは07-08シーズンからさらに4%下がっており、プレミアリーグが発足した92-93シーズンと比較すると、なんと37%も減少するとのこと(当時は69%がイングランド人)。
こちらのデータはBBCが発表したものであり、これによるとリーガ・エスパニョーラでは所属する選手の60%がスペイン人、ブンデスリーガでは約50%がドイツ人であるという。
今回の統計では、前節第7節でプレミアリーグの試合に出場した全274選手の国籍分布も分析しており、この中に含まれていたイングランド人はやはり83人(30.3%)と低い数字であったとのこと。内訳はこちら。
▼13-14プレミアリーグ第7節に出場した全選手のうち、イングランド人選手の人数
アーセナル: 3人 / 13人
アストン・ヴィラ: 3人 / 13人
カーディフ・シティ: 7人 / 14人
チェルシー: 3人 / 14人
クリスタル・パレス: 6人 / 14人
エヴァートン: 4人 / 14人
フラム: 4人 / 14人
ハル・シティ: 5人 / 14人
リヴァプール: 4人 / 14人
マンチェスター・シティ: 3人 / 14人
マンチェスター・ユナイテッド: 6人 / 14人
ニューカッスル・ユナイテッド: 1人 / 13人
ノリッジ: 5人 / 13人
サウサンプトン: 4人 / 14人
ストーク: 3人 / 14人
サンダーランド: 5人 / 14人
スウォンジー: 3人 / 12人
トッテナム・ホットスパー: 5人 / 14人
WBA: 3人 / 14人
ウェスト・ハム: 6人 / 14人
合計: 83人 / 274人(30.3%)
ニューカッスルにいたっては第7節の試合に1人しかイングランド人選手が出場しなかった、という結果に!
昨今、アンダー世代の代表チームの不振が続くイングランド。新たにFAの会長に就任したグレッグ・ダイク氏は育成の大改革を掲げているが、はたしてどうなるだろうか。