トッテナム・ホットスパーに所属するジャーメイン・デフォーが、1月の移籍マーケットでMLSに移籍するのではないかと、英国各紙が伝えている。

Jermain Defoe (Tottenham)

デフォーは現在31歳。先日行われたUEFAヨーロッパリーグのシェリフ戦ではトッテナムにおける欧州カップ戦通算23得点のクラブレコードを更新するなど、同クラブの古株として長くチームに貢献してきた。

しかし、プレミアリーグでの出場機会を減らしているのも事実。主にカップ戦での出場がメインとなりつつあり、W杯出場を目指すデフォーにとって出場機会を求めていても不思議ではない。

『Independent』によると、デフォーはMLSのクラブであるトロントFCとすでに移籍合意に達しており、予想される移籍金は600万ポンド(およそ10億円)。週給は9万ポンド(およそ1,500万円)にも及ぶようで、これは現在の6.7万ポンド(およそ1,100万円)より高額である。

現在、MLSにはティエリ・アンリやティム・ケーヒル、ブラッドリー・ライト=フィリップスなど、プレミア経由の選手も多く、デフォーのMLS移籍が実現するのか注目されている。

ちなみに、現在アンリがアーセナルに練習参加している通り、MLSはシーズンオフ。シーズン開幕は翌年3月ということで、仮にデフォーのMLS移籍が決定したとしても、デフォーは3月まで他のプレミアリーグクラブにローン移籍の可能性があるとのこと。

『Metro』のダニー・グリフィス記者は今回の移籍報道について、トッテナムとデフォー双方にとって「perfect」と表現しており、トッテナムにとっても前線の選手を補強する確かな資金になると綴っている。

なお、デフォーの移籍先として伝えられているトロントFCは、今年のMLSイースタン・カンファレンス9位(10チーム中)のチーム。チームには、かつてプレミアリーグでも活躍したウェールズ人FWロバート・アーンショウも在籍している。

トッテナムのサポーターからも深く愛されるデフォー。決断の時が迫っている。

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